[ 小魔人の小部屋 ] 枚方市の学習塾“ベスト学習会”の別宮利彦の一昔前の回顧録

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別宮利彦の『小魔人の小部屋』
こっそり垣間見てにんまり微笑んでください

MOTTAINAI

2005-04-22 | ちょっと気になる時事用語
アースデイ(地球の日・4月22日)は、地球のために行動する日です。地球に感謝し、美しい地球を守る意識を共有する日です。1970年から続くアースデイには、大人から子供まで、国境・民族・信条・政党・宗派を越えて多くの市民が参加し、世界184の国と地域、約5000ケ所で行われている、世界最大の環境フェスティバルです。

「勿体無い(MOTTAINAI)」という日本語が今世界で注目されています。

環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア副環境相、ワンガリ・マータイさんは、3月4日、ニューヨークの国連本部で開かれた「国連婦人の地位向上委員会」で演説し、2月に来日した際に日本語の「もったいない」という言葉を知ったと話し、これをキーワードに「世界的『もったいない』キャンペーンを展開し、資源を効率良く利用しましょう」と訴えました。

「もったいない」って、少し古くさい言葉にも聞こえますが、「ものを大切にする精神」を象徴的に表した言葉で、環境問題を考える上で、重みのある言葉ですね。英語には、ぴったりと訳せる言葉がないようです。日本人が知らぬ間に失ってしまったものの価値を外国人に発見してもらったような気がして、誇りだけでなくちょっぴり恥ずかしい思いもしますね。

「残したらもったいない」「無駄にしたらもったいない」、関西人にとっては、「セコい」と似た意味なのかもしれませんが、私自身は子供の頃から、何かにつけて「もったいない」という意識は何となく身について育ってきました。特に、食べ物を無駄にすることが一番許せないことだと思います。たくさんの食料を外国から輸入しているのに、食べ残しで大量の食べ物を捨てている日本。私たちは世界で一番たくさんの食べ残しを捨てています。私たちが捨てる食べ残しは、年に2000万トン以上もあります。世界の食料援助量は、年に1000万トンで、その倍もの食料を…。

コンクラーベ

2005-04-21 | ちょっと気になる時事用語
ローマ法王関連のニュースで、【コンクラーベ】とういう言葉を何度も耳にして、いったい何だろう?と思った人も多いと思います。「根比べ」って、我慢大会か何かをするのか?って考えた人もいるかも知れません。

コンクラーベとは、ローマ法王を選出するための会議のことなのです。英語でconclave  CUM(と共に)+CLAVIS(鍵)=鍵と共に ということです。

この会議を行う部屋には、鍵が掛けられ、新しい教皇が決まるまで、115人のカトリック枢機卿は部屋に閉じこめられたような状態になる。選出が決まるまでの期間、枢機卿は外部との交信をいっさいとってはいけない決まりとなっている。枢機卿たちが宿泊するサンタマルタ館の、電話回線やインターネット回線はすべて断たれ、さらにシスティナ礼拝堂も、盗聴器チェックはもちろんのこと、携帯電話の電波遮断システムや、スパイ衛星による盗聴防止システムなどを設け、厳戒態勢が敷かれているとのことです。まさに、“鍵と共に”ですね。

3分の2の賛成票を得る者が出るまで、投票は延々と続く。開票のたびに一度使われた紙は燃やされ、新法王が決まらなければ薬品を加えて煙が黒くなるようにする。ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂上の煙突から黒い煙が立ち上れば、サンピエトロ広場で新法王選出を待つ人々は「まだだ」と分かる。新法王が決定すると、投票用紙は薬品なしで燃やされる。そのときの白い煙が、新法王が決まった印となる。3分の2の賛成票となるとなかなか決まらないらしく、過去には最長二年あまりかかったことあります。

まさに「コンクラーベ」は「根比べ」だ。と思ったが、今回は案外あっさりと決まったようです。18日から始まったコンクラーベは2日目、計4回の投票という短期で決着しました。

11億の信者の頂点に立つ第265代法王に、ドイツ人で保守派の法王庁教理省長官ヨゼフ・ラツィンガー枢機卿(78)が選出された。法王名は「ベネディクト16世」です。

新しい法王が、世界平和のためにご活躍いただけることを期待します。