先日訪れた、「脳!Brain!」の場、大阪歴史博物館を再度訪れた。
今回の主たる目的は、「脳を育む」シリーズ講演会に主席するため。
日本大学大学院総合科学研究科 泰羅雅登教授の講演を聴いた。
「脳を鍛える大人のDSトレーニング」や「脳を鍛える大人のドリル」で有名な川島隆太教授とも
共著があり、一昨年、両氏が同席するシンポジウムにも出席したことがある。
体がどんどん大きくなる子供の成長期、脳はどうなっているのか。脳が成長するとは
どういうことなのか。また、いろいろなことを学ぶと脳はどのように変化していくのか。
また改めて、さまざまなことを考えさせられた。人間は子供の頃だけでなく、一生学び
続けることができる。もともと脳は学びたがっているもの。あとはスイッチが入るかどうか、
そこに学ぶ脳、人間が人間である秘密があるようだ。
勉強を教える…、学習の指導をする…。
テクニックや解法だけでなく、考える、悩む、発想する、さまざまなツールを駆使して、
「脳を鍛える」
という根本を、今後もしっかりと意識していきたい。
週末、大阪城の近くにある大阪歴史博物館を訪れた。
特別展「脳!内なる不思議の世界へ」、通称<脳コレ>を見るために。
(公式HP http://www.brain-ex.com/)
展示コーナーは、まさに脳だらけ。ちょっと気分が悪くなるかなあ…なんて
思っていたが、夢中で一つ一つにじっくり見入ってしまった。
いくつかのテーマに分けて展示されていた。
第1部は 『わたしの脳がたどってきた道』
昆虫などの無脊椎動物から哺乳類、ヒトまでの約150点の脳神経標本が展示されていた。
地球上の生き物の半数以上を占める昆虫の脳は、非常にコンパクトで効率よくできている
というのは印象的だった。
第2部は 『わたしの脳がつくる世界』
立体視、言語、運動などをつかさどる脳の仕組みを体験する映像、パネル、装置の展示。
体感して学べるようになっており、錯覚や思い込みの起こるメカニズムなども紹介されていた。
第3部は 『変化するわたしの脳』
発達、学習、老化、病気、治療などによって変化する脳の姿を取り上げるコーナーがあった。
自分で起き上がることを学習するロボットのデモンストレーションも見ることができた。
特別章として 『大阪の医学史』というコーナーもあった。
大阪の医学の歴史を文献や器物などの実物資料で紹介する展示で、江戸時代の
医者の崇高な志、外科手術の道具の斬新さには驚かされた。
これでもかっていうくらいホルマリン漬けの脳があくさんあった。
世界最大級とのことで展示されていたマッコウクジラやアジアゾウの脳もあったが、
あの巨大なカラダにして「こんなもんなんか…」って思うような小ささだった。
人間よりちょい大きいだけ。いかに人間が優れた脳の持ち主なのかとも実感した。
一番インパクトが大きかったのは、和歌山が生んだ天才、驚異的な記憶力の持ち主
で歩く百科事典と称され、74歳で他界した博物学者の南方熊楠(みなかたくまぐす)
の脳が展示されていたことだ。 何だか感動的だった。
近づいてじっくり見入った…。
「やっぱ、天才と呼ばれる人の脳はひとあじちゃうなあ~
色も形も一般ピープルとは全然ちゃうわあ!」
っと、感心してつぶやいていると、
横にプラカードが立ててあった。
【天才と呼ばれた人も脳の形や大きさは同じです
天才は、脳の使いかたが違うのです
皆さんも努力を怠らないようにしましょう】
\(_ _\)彡○ ズコッ!!!
でも
脳科学の世界には、ますます興味を持った。
大阪府では、公立高校の入試での学力検査得点結果について、
知ることができるようになっている。
かつては入試結果について、
「何点で受かって、どれくらい余裕があったのか?」
「何点だったから、ダメだったのか?」
がわからなかったり、納得がいかなかったりしたわけだが、
この制度によって、受験生が入試結果について開示を受けられる
というのは、行政の対応としても非常に喜ばしいシステムだと思う。
○開示の対象となる個人情報
入学者選抜学力検査の教科別得点及び総合得点
○開示期間
2週間の期間を設け、その間に、本人または保護者に対して、
受検した各高等学校で開示される。
規定の期間を過ぎてしまった場合でも、府政情報センターで
開示請求の手続きができるようになっている。
先日、入試を終えてベスト学習会の高校部に通っているM君が
授業を終えて帰宅しようとしているところを見かけたので、
入試の結果を確認したかと尋ねた。
すると、彼は各科目の得点を淡々と口にした。
「ほんで、社会はどうやった?」
「あっ、社会っすか、満点っす!」ときたもんだ。
ガ━━(゜Д゜;)━━━ン!! すげえ!
M君は、中3のスタート時から偏差値が毎回連続してアップし、
12月の模試では72にまでなった。
なんと16もアップした。
そして、見事にトップ高の四條畷高校に合格した。
何より嬉しいのは、彼の発言がこの1年で別人のように変化したことだ。
以前は、
「いやあ…、自信ないです…」
「いやあ…、まだまだです…」
「いやあ…、もっと頑張らないと…」
というようなことを、いつも、小さな声で遠慮がちに言っていた。
ところが、
この入試得点の結果を彼に尋ねたときのリアクションはというと、
「満点とれたよおお…」ではなく、
「あっ、社会っすか、満点っす!」 っていう、当然だ、大した
ことはないという感じだった。
その堂々たること、惚れ惚れした。
合格ということ以上に、彼が、こうして
精神的に大きく逞しく成長したことが
何より嬉しい。
受験というハードルは、15歳の少年少女にとって、
成長の糧となる大きな意味があるものだと、改めて
認識した。
今春から、ベネッセコーポレーションとの提携で新たに
“グリムスクール”を開講する。
ベスト会での、小学生の塾生にもっとも人気のあるコースである
楽しんで英語力を身に付ける“ネイティヴ イングリッシュ”
の国語版といった感じだ。
先週、先々週と、グリムスクールの無料体験授業を行った。
新2年生から新4年生の学年の子供たちが集まってくれた。
みな、とても元気に、目を輝かせながらハッスルしてくれた。
そして、週が明けて、それぞれの保護者の方に電話をした。
「無料体験授業を受けてみて、どのようにおっしゃってましたか?」
と問うと、
挙って、「楽しく勉強できた。気に入った。」という反応。
“作戦ブック”を手に、
「これなあ、こんな風にやってなあ、
最初は遠慮しながらやっててんけど、
だんだん本気になって張り切ってもうたわ。」
という声も…。
期待していた以上に、受講した子供たちが
笑顔でお母さん方に話をしている様子を聞くことができた。
ベストキッズでの国語の受講とどちらにしようかと
考えて参加した2人の子供たちは、体験授業を受けてみて、
ともに
“グリムスクール”を今後も受講したいとお母さんに主張した。
そのうちの1人は、
2回目の体験授業を終えて、車で迎えに来てくれていた
お母さんに、車に乗るやいなや、
「グリムに決めた━━゜+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゜━━ ッ ! ! !」
っていう感じだったとのことだった。
こんな反応を聞くことができて、とても感謝しています。
本当に嬉しい限りです。
“グリムスクール”の本格開講は5月から。
私のほうは、子供たち以上にますます楽しみになりました。
グリムスクールについては、こちらのリンクへどうぞ!
“グリムスクール”ってなあに?
桜の咲き乱れる入学式のシーズンとなった。
晴れて高校生となった教え子たちが、制服姿を披露しに学校の帰りに
ベスト会に立ち寄ってくれる。
今日も2人連れで、女の子が立ち寄ってくれた。
高校に入学したフレッシュな晴れ姿だ。
近頃の制服はスタイリッシュになったなあああ…と思いながら、
「はて、去年までと違うような…。」
と思って聞いてみると、
「そう、今年から制服変わってん。」
「なんか、カッコええなあ…。」
「やろおおお…。コムサのデザインの制服やねん。
見て見て、ボタンの一つ一つのまでブランドのロゴが入ってんねん。」
「ひええええ…」
確かに、
ブラウスにもネクタイにもあっちこっちに、これ見よがしにロゴがある。
(広告塔にされてるやん…とつぶやきそうになる)
「制服代、全部で17万円もすんねんでえ…。」
「ひょえええええええええええええ…」
地味でええんで、安く抑えてほしいなんていうような保護者の嘆きなぞは
遠くへ吹っ飛ばされそうだ。
まあ、3年間身に付けるもんだからって言えば、しゃあないかとも
思えるし、制服の可愛らしさは人気のバロメータになることも否めない。
際限なき、女子高の制服戦争はますます激しくなりそうだ。