一般に、テレビ・ゲーム・マンガは勉強の邪魔となり、家庭学習の妨げとなる3大害悪だと考えられがちだ。
しかし、番組を選びさえすれば、テレビには、
知的好奇心を呼び覚ますという大切な効用がある。
いけないのは、別に見たくもない番組を長時間何となくボーッと見ることだ。
見るべきものを選んで、見るべきものを絞るということが肝心だと思う。
家族で一緒に、ためになるテレビ番組を見ながら共通の話題や疑問についての対話をすることによって、興味や関心を引き出すということも簡単にできる家庭教育の一環といえる。
メディアを活用することのメリットとしては次のようなことが期待できる。
① 気楽に楽しみながら好奇心を持つことができる。
② 印象として鮮明に頭に焼きつきやすいので、長時間たっても残る。
③ 知識を得ることの喜びを感じることができ前向きな勉強につながる。
学習教科に関連するジャンルとしては、社会・理科が多くを占めるが、この2科目の勉強には理屈やセンスとは違った、経験的な知識の集積が必要となる。
実体験としては経験できないまでも、メディアを通じて間接的に世界を仮想体験でき、科学の不思議に足を踏み入れることができる。
映像から得る驚きや衝撃の情報価値としては、読書に勝るとも劣らない材料となる。
「ェェ(゜ロ゜;)ェェ!そうなのか。」「なるほど、そういうことやったんか…。」というような感じ方ができれば、それは潜在的な知識の源となり、以後教科書や問題集で、その知識に関連するような問題に出くわしたときに、「ああ、これはあのときの…」と、大ヒントが与えられたようなもの。
そうなれば、そこから解答へと導くのは容易なことだ。
ただ、残念なことに結構いいなと思う番組は、子どもが学校に行っている間に放送してたりすることもままある。
特に勉強に直結するなと思うイチオシの番組は、
「いっこく堂」が出演している
にんげん日本史
NHK 教育: 毎週水曜 午前11時15分~11時30分
NHK BS2: 火曜(月曜深夜)午前4時30分~4時45分
この番組のホームページも、内容盛りだくさんで、非常にためになるものだ。
番組のサイト内の〈ばんぐみ〉というコーナーをクリックすると、テレビ放送した番組と全く同じものをバックナンバーとして動画で掲載している。テレビで一度見たものも、そうでないものも、再度映像でじっくり振り返ることができる。過去に放送したたくさんの内容がネット上で見れる。
歴史が嫌いだと先入観をもっている小中学生も、好きだから、もっと知りたいと思う小中学生も、一度覗いてみよう!!( ^o^)ノ