桜が開花する時期が一日一日と近づく中、
大阪府公立高校の後期入試の合格発表があった。
自分の受験した高校に発表を見に行ったのち、
続々と塾生たちが報告のために駆け付けてくれた。
満面の笑顔で駆け寄ってくる者、
嬉しくて今にも泣き出しそうっていうような顔の者、
「当然じゃい!」っていうようなニヒルな表情でやってくる者、
一人ひとり、さまざまな想いを胸に抱いているようだ。
けれども、みなに共通することもある。
それは、『大きくなった』ってこと。
実際、身長が2cmくらいデカくなっているような気がした。
いや、これはあながち間違いとも言えない。
合格という勲章を手に、胸を張って堂々としているのだから…。
そしてもう一つ。
彼ら彼女らの顔は、もうこの日から「高校生」の顔になっていた。
内面から滲みでるものなのだろうと思う。
一緒に机を並べたクラスの仲間が、互いに称え合う姿は
とても美しいものだった。
おめでとう。
この日の気持ちをしっかり記憶に留め、
これからももっともっと大きくなってくれ。