シャバ駄馬男「シャバでひとつ…」

秋田のタレント、シャバ駄馬男のたわいない日常ダイヤリー

天地人がアツい!ヤバい!

2009年01月19日 | プライベート
 去年から待ち望んでいた大河ドラマ、天地人がいよいよスタートした。未だかつて大河ドラマというものを視聴コンプリートしたことのない俺。1年間毎週ドラマを見続ける自身がないから。
性格上、1話でもとばすとものすごくテンション下がっちゃうんだよなぁ。

 しかし今回は自身最も大好きな時代背景であり、言わずと知れた武将の登場はもちろん、それを演じる俳優の豪華なこと。見逃すわけがない。なによりも、主人公が直江兼続殿だからである。

 おそらく、直江兼続殿の存在を、パチンコで初めて知ったギャンブラーもいるだろう。また、漫画、花の慶次を読んでいて以前から知っていた人もいるだろう。いずれ、この時代の武将の中ではマイナーであることには違いないのだ。そういった史実が少ないからこそ、できあがったストーリーにはとても魅力的なものがある。
 正直、歴史を題材としたドラマを見てしまえば、どんなに社会、歴史の授業で習った忠実な時代背景よりも、ドラマティックなエピソードの方を照らし合わせてしまいたくなる。そうであってほしい、みたいな。

 正直それでもいいんだと思う。

 先にも出たけど、前田慶次。漫画を読むことによって、俺の中では、歴史上最もリスペクトする武将になってしまったからね。この人ほど史実の少ない人もいないのだが、漫画、花の慶次のおかげで、そして、近年のパチンコ台の人気もあって、一躍メジャーへとのし上がったわけだ!

 実際、前田慶次郎という傾奇者がいたのは事実。しかし、漫画に描かれているほとんどが、少ない史実に基づいた創作。それでもいい。俺の中では、前田慶次という、あのまんまの武将が、戦国時代で暴れていたということで全然オッケイ。慶次殿とサシで飲んだことがある人がこの世に今存在する訳じゃないからな。

 歴史なんて言うのは、そういう語り継がれに尾ひれはひれついて残っていくことだと思うし、それを裏付けるのが、残された文献や発掘された品々。それがなければ、あとはその相関図を、つじつまがあうように調整したり創作したり…。
伝わり方や、当時の敵味方の関係なども相まって、1個人は善人にも悪人にもなりえる訳である。だから歴史って、そのくらい神秘的でいいと思うわけだ俺は。
 極論、源義経(牛若丸)=チンギス・ハーン説みたいに、北斗の拳のケンシロウのルーツは蒼天の拳の霞拳志郎なんで、そのまたルーツが前田慶次であって欲しいみたいな。

 まあ、話はそれたけど、そういう意味で、漫画「花の慶次」には、前田慶次の友として直江兼続が描かれている。石田三成よりも親友扱い。しかし、漫画やドラマはすべてを表現するわけではない。しきれるわけがない。

「きっと、ドラマの筋書きの裏で前田慶次と仲良くしてるんだな」

とか

「漫画には書かれていないところで、実は直江兼続と石田三成はものすごく仲がいいんだな」

とか思うようにしてる。

 そんな風に、いろんな史実やフィクションを総合することによって、俺だけのオリジナルな歴史が生まれるわけですよ。

 そういう意味で、今回の天地人はとっても楽しみ。3話まで見たけど、面白すぎる。今のところ…、いやたぶん前田慶次は出てこないと思われるが、それ以外の武将の配役もナイス!眼力鋭い重厚なオーラを放つ上杉謙信役、阿部寛はハマってるねぇ。上杉謙信女説を軽く吹き飛ばす迫力。

 とまあ、ここまで天地人の話して、しかも直江兼続の話して一度も名前が出てない人、妻夫木聡。いい!ハマってます。ただ、これから男に磨きがかかる直江殿をどう演じれるか。楽しみ!

 というわけで、生まれて初めて、大河ドラマコンプリートするずら!