勝手に思うままに 榊原秀光のブログ

日頃 思っていることや感じたことを思うままに書きます。

勝手に思うままに 90

2013-08-23 07:52:23 | ボーイスカウト
今年も、ボーイスカウトの夏季キャンプに参加してまいりました。
今年は、14日から4日間、郡上市の大月の森公園キャンプ場へ行ってきました。

4日間とも快晴で、一度も雨が降ることはありませんでした。
今年は、砦を作り、その上に子供たちが登れるように木を組みました。(写真)

私の役割担当は、夜話。
今日はその内容です。

勝手に思うままに90 感謝の心 

 今日は私の誕生日です  今日は私が生まれた日 つまり私の心ができた日
 お祝い  感謝のことば  ありがとう いただきます ボーイ み光のもと 
われ今幸いにこの浄き食を受く の意味  み光のもと 光とは、 太陽 阿弥
陀如来  智慧  われいま幸いに  わたしは今 幸せ  この幸せは  
今からご飯が食べれるから幸せといういみではなく、命あるものをいただくこ
とを知ること わかることの幸せ いのちあるもの お肉、やさい、さかな、
みそ、私たちが食べるいろいろなものには かならず命があります。 その命
をいただく 本当のことを知るよろこび 感謝の心をあらわしています。
この浄き とは これから話をする しぜんは 昔は じねん といっていま
した。
今から20年以上前に大坂の小学校で2年半にわたってブタを学校で飼うこと
をしました。 ブタを育てて、最後にはみんなで食べようということで飼った
のですが、やがてそのブタはペットのようにみんなから可愛がられるのですが
卒業の時に、そのブタをたべる、たべないに二分されてしまう。
このお話は、実際に会った話をもとに『ブタがいた教室』という映画にもなり
ました。私も見ましたがとても考えさせられる映画でした。
また、ある学校では、ひよこからにわとりを育てて大きくなったら肉にして
自分たちの作ったやさいでカレーを作るということをしているところもある
その授業を受けた生徒たちの感想は「最初はかわいそうだと思ったけど、命の
大切さを感じ、無駄がないように作ろうと思った」という命の大切さを知った
のです。でも、日々の生活の中では、豚肉や鶏肉はなにも考えないでおいしく
いただくわけでいざ、自分が育てたブタやニワトリとなると また違った気持
ちになり、本当の命の大切さ であったり、いただくとなれば、本当のいただ
きますという感謝の気持ちになるのではないでしょうか

自然への感謝
飛行機に乗ったことのある人であればすぐわかるのですが、日本は森や林が国
土に占める割合 世界3位  山ばかりでその山には緑の木がたくさん生えて
いる日本は自然大国
自然の中に 太陽  空気  水  木  土  火  すべて ただ
お金を払わなくても すべて手に入れることができる 
私たち人間は 自然と一緒に ずうっと生活してきました 自然がなくなると
生きていけない
その自然は時には、 ものすごい力で 私たちを 恐怖にたたせる
大雨による 水害  大地震による 大津波  台風などの 風や竜巻
その力に逆らうことができない。 だれも自然の災害を止められない。
日本は 昔から お米や野菜を 作ってきました。 それも自然と一緒に 台
風の時の大雨、強い風や逆に雨が降らない時には うまく作れない。 日本人
はその自然の力の偉大さに 山や川 水や火 風 太陽 すべてのものに魂が
ある 心があると 信じてきました。
その沢山の森から雨や風によってとても栄養豊富な水が川から運ばれて海へ流
れて その海ではプランクトンという 魚のえさが沢山できて 日本の近くの
海では おいしい魚がいっぱい取れる。 その魚の命をわたしたちが おいし
く 食事としていただく いただきますという 感謝のことばをそえて

 愛知県のとなり 三重県の真ん中あたりに 伊勢神宮があります
ことしは、式年遷宮といって 神様の 家の引越の年に当たります。
20年に1回 新しく建て替えて 新しいところへ引越を10月に行います
その伊勢神宮のまわりには100以上の神社があります。
1300年以上も前から 古事記 日本書紀という本に記されて
毎日 食事をつくって おそなえをしてきました。
そんな歴史ある国は 日本だけなんです。

ボーイスカウト活動の中でも新年 日の出  森林 営火の火の神 山の神
水の神 そして、大自然の中で、たのしく活動する すばらしいことなのです
わたしの小さかった頃 おじいさんたちに 台所やトイレには 神様がいる
だから大切に使わなければ、きれいにしなければいけないことをおしえられた
 とか、米一粒でも落としたら 目がつぶれるといって子供たちに米を大切に
する心を教え 目がつぶれることを信じ 育ってきました
たとえば ミズバチ という言葉があります。
昔は 下水道がなかったので、そのまま土へ 水が流れる仕組みでした
なので 熱いお湯をそのまま流すと 土の中の虫が死んでしまう という言い
伝えで その熱いお湯に 水を入れて冷ましてから捨てたそうです。 そうし
ないと罰が当たるということでミズバチと言うそうです。 そんなたとえ話が
いっぱいあるのです。
 まだまだ続きます。 (自分の覚書なので読みづらいと思います)

勝手に思うままに 84

2012-09-13 05:59:26 | ボーイスカウト
まだまだ残暑厳しいですが、秋を思わせる風も朝は感じるようになってきました。

今年の夏は、とても充実していました。

毎年、8月中旬に4日間ボーイスカウトの夏季キャンプに出かけます。
今年は岐阜県関市板取のキャンプ場に行きました。

初日からず~っと雨。
集中豪雨のような強い雨も降ったり、急に青空が顔を出したり。
神懸ったように、プログラムをこなす時間に晴れ間が出て、なんとかキャンプらしく
活動ができました。

中でも、川での水浴は、川の真ん中あたりは流れが強く、大人でも流されてしまうく
らいの早さなのですが、一部入り込んでいるところがあり、そこにロープで柵を作り
水浴できるようにできました。
その時も、午前中は工作、その間ずっと雨が降っていたのですが、午後の少しの時間
に雨が止み、水浴を楽しむことができました。

勝手に思うままに84 極楽の湯

その水浴の後に、ドラム缶でつくった「極楽の湯」に入ります。
何よりもスカウトたちはこれが楽しみ。

野外での活動は、いろいろな知恵を使い、自然と向き合い、豪雨の中でも、晴れた日
にも、暑い日、寒い日、そんな自然の摂理と向き合い、自然に身を任せ、活動をする
ことにとてもすばらしい意義があるのです。

記憶力を競うテスト。三者択一のどれにしようかな回答。そして、点数のみの合格者
知識を詰め込むことは大切ですが、考える人間は育たない。

たった4日間ですが、スカウトたちには変化が現れます。
私は何年もいろいろなスカウトを見てきましたが、必ず夏季キャンプでの活動の成果
が、現れてきます。

あるお母さんから、夏季キャンプから帰ってきた子供から「お母さん、いつもおいし
い食事作ってくれてありがとう」と、言ったそうです。
ボーイスカウトになると自分たちで食事を作ります。 カレーライスをつくろうとし
た。しかし、うまく野菜が煮えない。 その煮えない野菜を食べるわけです。
うまいわけがない。 いかに当たり前のように食べていたお母さんの料理がありがた
いことであったかという感謝の心が、感動の心が、養われたのでした。
確実な成果が見えない活動ではありますが、青少年の育成には大きな効果があると
確信しています。

勝手に思うままに 75

2011-10-11 06:00:00 | ボーイスカウト
1年ぶりの投稿です。

東日本大震災で被災されました 皆様方に心よりお見舞い申し上げます。

以前にも書いたと思うのですが、私は私塾「半田塾」で勉強会を行っていました。
そこで吉田信彦塾長は、「集積の効果」「雨垂れの論理」という言葉をよく言われ、自分でもその言葉を実践に生かしてきました。
   
10月2日に雁宿小学校で雁宿まつりが行われました。チャレンジ教室に参加して4年目になり、今年で30回目ということで、私が20回目のときのPTA会長をさせていたただき あれから早いもので10年も経ってしまいました。

勝手に思うままに 75  成功とは

雁宿まつりのチャレンジ教室に参加した1~2年目は、参加する児童がいなくて寄せ集めて児童が参加していたということを聞きました。
1.2.3年生が対象で、内容も何をするのかよく分からないということで、参加者の少ないのは予定の範囲内ではありました。

 昨年の1年生が、口伝いにボートスカウトのチャレンジ教室の話をしてくれたのか、今年は2年生のクラスの半数以上の児童が第一志望の参加を希望し、ジャンケンで勝ち残った児童の参加となりました。

また、保護者の方からも自分の子供をスカウトに入れたいとの申し出もあり、大変 効果のあった内容でした。

もちろん中身も充実していたこともありましたが、続けてやってきた集積の効果がこんなに早い時期にやって来るとは思いもしませんでした。
今年も大成功に終わったその理由は、あきらめずに続けたこと、日頃の活動が有意義であったこと、5団が一丸となってことにあたったこと、たくさん思い当たるところはあります。

成功とは、あきらめないで続けること、途中でやめてしまえば成功はありえない。

今後も学校と協力し合いながら、来年も更なるすばらしい活動にチャレンジしたいと考えています。団の皆様 ご協力ありがとうございました。 拝

勝手に思うままに 74

2010-10-22 06:06:29 | ボーイスカウト
 私は、ボーイスカウト活動を通して青少年の育成のお手伝いをさせていただいています。スカウト運動は、1907年にロバート・ベーデン-パウエルによって創始されました。今では世界中に多くの仲間が活動しています。
今日は、そのベーデンパウエルのお話です。


1941年1月8日にベーデンパウエルがなくなった後、彼の書きものの中から発見された文章です。

勝手に思うままに74 スカウト諸君

「ピーターパン」の劇を見たことのある人なら、海賊の首領が死ぬときには、最後の演説をするひまはないにちがいないと思って、あらかじめその演説をするのを、覚えているであろう。私もそれと同じで、今すぐ死ぬわけではないが、その日は近いと思うので、君たちに別れの言葉を贈りたい。
 これは、君たちへの私の最後のことばになるのだから、よくかみしめて、読んでくれたまえ。

 私は、非常に幸せな生涯を送った。それだから、君たち一人一人にも、同じように幸福な人生を、歩んでもらいたいと願っている。

 神は、私たちを、幸福に暮らし楽しむようにと、このすばらしい世界に送ってくださったのだと、私は信じている。金持ちになっても、社会的に成功しても、わがままができても、それによって幸福にはなれない。幸福への第一歩は、少年のうちに、健康で強い体をつくっておくことである。そうしておけば大人になった時、世の中の役に立つ人になって、人生を楽しむことができる。
 
 自然研究をすると、神が君たちのために、この世界を、美しいものやすばらしいものに満ち満ちた、楽しいところにおつくりになったことが、よくわかる。現在与えられているものに満足し、それをできだけ生かしたまえ。ものごとを悲観的に見ないで、なにごとにも希望を持ってあたりたまえ。
 しかし、幸福を得るほんとうの道は、ほかの人に幸福を分け与えることにある。この世の中を、君が受け継いだときより、少しでもよくするように努力し、あとの人に残すことができたなら、死ぬときがきても、とにかく自分は一生を無駄に過さず、最善をつくしたのだという満足感をもって、幸福に死ぬことができる。幸福に生き幸福に死ぬために、この考えにしたがって「そなえよつねに」を忘れずに、大人になっても、いつもスカウトのちかいとおきてを、堅く守りたまえ。神よ、それをしようとする君たちを、お守りください。     以上

 今でも世界中のスカウトの心の中には、ベーデンパウエルの思いが宿り、脈々と生きているのです。