勝手に思うままに 榊原秀光のブログ

日頃 思っていることや感じたことを思うままに書きます。

勝手に思うままに 58

2010-04-28 06:08:40 | 平和
20世紀初頭のアルゼンチンは、世界第5位の豊かな国でした。

人気のアニメ「母を訪ねて三千里」の主人公マルコが、輝くような首都ブエノスアイ
レスを訪れたのもこの頃のこと、しかし戦後のアルゼンチンは没落が続き、2000
年には国家破綻し国民は全ての富を失った。

没落のきっかけは、戦後に就任したペロン大統領の政策。

国家による大幅賃上げ、教育無償化、国民への現金給付、市場機能の抑制、そして反
米政策など、バラマキ福祉と人気取り。

あれ?どこかの政府の政策に類似するところが多い。

勝手に思うままに58 国家破綻

日本の一般政府総債務は平成20年時点ですでに972兆円に達している。
国の借金が、1日で300億円、1時間ごとに13億円、1分ごとに2100万円、
1秒ごとに35万円 ずつ増えていく計算になります。  これ読み終わる頃には
5000万円くらい増えてるんですよね。^^;

1200兆と言われる国民の金融資産ですが、住宅ローンや保険などを除いた家計
純資産は1063兆円に過ぎず、その差は100兆円を切っている。

今年の予算では国債の発行額は軽く50兆円を越えるとは財務省発表だ。

今後このような大量な国債発行を続ければ、今から2年以内に日本は事実上の純債務
国に転落する。

純債務国の危険がチラつくと、国債が大きく値下がりせざるを得なくなり、国債を抱
え込んでいる銀行などで売り急ぎが始まる。

そして国債価格が暴落し、長期金利が高騰し、日本経済はここで破綻する。

今、ギリシャでは全く同じ足取りで 国家破綻の危機を迎えている。

そこで何が起こるのでしょうか? 国民の資産すべて没収???
とにかく、このままではダメだということです。 

勝手に思うままに 57

2010-04-27 06:56:37 | 平和
東井義雄先生のお話 パート2です

 人間は五千通りの可能性を持って生まれてくる。死刑囚になる可能性も泥棒になる
可能性もある。その五千通りの可能性から、どんな自分を取り出していくか。
「世界でただ一人の私を、どんな自分に仕上げていくか。その責任者が私であり、皆
さん一人ひとりです」
私たちは眠っている間も息をしている。心臓の鼓動も自分が動かしているわけではな
い。死ぬほど辛いことがあっても、胸に手を当てた時、ドキドキしていたら、「辛か
ろうが、しっかり生きてくれよ」と仏さまの願いが働いてくれる、と考え直してほし
い。願われて生きている自分であることを忘れないでほしい。
講演の中で東井先生はそう語った。

勝手に思うままに57 自分は自分の主人公

 木村ひろ子さんは生後間もなく脳性マヒになった。手足は左足が少し動くだけ。
ものも言えない。しかも三歳で父が、十三歳で母が亡くなった。小学校にも中学校に
も行けなかった。わずかに動く左足に鉛筆を挟んで、母に字を習った。彼女の詠んだ
短歌がある。

不就学なげかず左足に辞書めくり漢字暗記す雨の一日を

左足で米をといでご飯を炊き、墨をすって絵を描き、その絵を売って生計を立てた。
自分のためだけに生きるのなら芋虫も同じと、絵の収入から毎月身体の不自由な人の
ために寄付をした。

彼女は言う。
「わたしのような女は、脳性マヒにかからなかったら、生きるということのただごと
でない尊さを知らずに過ごしたであろうに、脳性マヒにかかったおかげさまで、生き
るということが、どんなにすばらしいことかを、知らしていただきました」 以上

最後に、東井先生の言葉をもう一つ。
「自分は自分の主人公
       世界でただひとりの自分を創っていく責任者」

卓越した教育理念に裏付けられた言葉は、深く心にしみこみます。 拝

勝手に思うままに 56

2010-04-26 09:21:46 | 平和
久しぶりの書き込みです。 今日は東井義雄先生のお話をします。
「願われて生きている自分であることを
             忘れないでほしい」
東井先生がすべての人に託した心願です。
東井先生のプロフはこちらを参照に↓
http://www3.city.toyooka.lg.jp/toui-kinenkan/asiato/asiato.html

「一番より尊いビリだってある」
これは東井先生が師範学校時代自らの体験から得た教育信条、そして
「どの子も子どもは星」
これは東井先生が55年の教育生涯の中で最も大切にした教育信条です。

勝手に思うままに56 どの子も子どもは星

どの子も子どもは星  東井義雄先生

どの子も子どもは星
みんなそれぞれがそれぞれの光をいただいて
まばたきしている
ぼくの光を見てくださいとまばたきしている
わたしの光も見てくださいとまばたきしている
光を見てやろう
まばたきに 応えてやろう
光を見てもらえないと子どもの星は光を消す
まばたきをやめる
まばたきをやめてしまおうとしはじめている星はないか
光を消してしまおうとしている星はないか
光を見てやろう
まばたきに応えてやろう
そして
やんちゃ者からはやんちゃ者の光
おとなしい子からはおとなしい子の光
気のはやい子からは気のはやい子の光
ゆっくりやさんからはゆっくりやさんの光
男の子からは男の子の光
女の子からは女の子の光
天いっぱいに
子どもの星を
かがやかせよう

東井先生の教育にかける祈るような思い、深い心願が熱く伝わってくる
詩であります。
守るもの・・・・それぞれの光をいただいてまばたきしている子どもたち