勝手に思うままに 榊原秀光のブログ

日頃 思っていることや感じたことを思うままに書きます。

勝手に思うままに 55

2010-03-15 06:43:57 | 平和
合唱コンクールを見てた時の話です。
♪拝啓 この手紙読んでいるあなたは どこでなにをしているのだろう
 15の僕には誰にも話せない悩みの種があるのです。♪
手紙 ~拝啓 十五の君へ~ という歌の歌詞です。
最近の合唱コンクールでよく歌われる曲で、アンジェラ・アキさんが歌っています。
私はこの歌が好きで、ヒットする前から携帯に曲を取り入れ何度も聞いていました。
だから、コンクールでこの歌が流れたとき 感動ものでした。

勝手に思うままに55 夢をあきらめない

アンジェラ・アキさんは、ダイナミックなピアノを演奏することでも有名ですが、
飾らない人柄と、聴かせる愛の歌で、同世代の女性をはじめ多くの支持を得ています。
彼女の念願は、日本武道館でのライブを実現したいというものでした。
2003年9月27日、大好きなアーティストの武道館ライブに行ったその夜から、
見続けた夢を叶えたくて・・・・
「目指せ武道館、2006年9月27日まで」3年後には同じ舞台へ立とうと、朝起
きてまず目に付くドアに貼って、その日を目指してきました。
 ライブで今、彼女は「夢を見続けて」と観客に語りかけます。
挫折をし、辞めようと何度も思った自分も、夢を見続けたから今があるというのです。

 あきらめることは簡単です。
夢が大きければ大きいほど困難も大きいでしょう。
しかし、あきらめない心 大切です。
その夢の目標は明確でなければいけない。 そして、急がない。

勝手に思うままに 54

2010-03-12 06:35:58 | 平和
最近、会合等で電車に乗る機会が増えました。
昔は、電車の中で本を読んでいる人をよく見かけましたが、今では多くの人が携帯電話
を触っています。時には、その電話で会話をしている人も・・・
また、平然と化粧をする女性も(私が見た人は50歳を越えていた)いました。
一応公共の場ですから マナーが悪いな~ と思いながら 江戸時代にタイムスリップ

勝手に思うままに54 なりませぬ

江戸時代、会津藩の男子は10歳になると、「日新館」という藩の学校に入学するき
まりになっていました。それ以前も6歳からは、地域ごとに作られた「什(じゅう)」
という組織の中で学びました。
そこで子供たちに、繰り返し唱えさせていた心得がありました。その心得を守らない
ものは、時に罰則が与えられました。

「什の掟」

① 年長者の言うことにそむいてはなりませぬ
② 年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
③ 虚言をいうことはなりませぬ
④ 卑怯な振る舞いをしてはなりませぬ
⑤ 弱い者をいじめてはなりませぬ
⑥ 戸外で物を食べてはなりませぬ
⑦ 戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ
    ならぬことはならぬのです。 以上

マナーの悪い人が多いと嘆くばかりでなく、自分が手本となるような行動もとらなけ
ればいけませんね。
自分の行動が、相手に好感を与えるのか、不快なのかを、よく考えながら行動するこ
と、日本人の美学ですよね


勝手に思うままに 53

2010-03-11 06:46:17 | 平和
 3月2日に長男の高校の卒業式がありました。
在校生の送辞と卒業生の答辞がありますが、今までは、ま~優秀な生徒が選ばれるとい
うものでした。
今年の答辞は、1年から3年までギリギリで進級してきた(本人がいっていました)と 
いう女子生徒が、答辞を読み上げ、途中あたりから感極まり涙で声にならなくなってき
ました。 卒業できたことが誰よりも嬉しい、本当の感謝の気持ちが伝わり、会場中鼻
をすする音に変わりました。 また、彼女を選んだ先生方に感謝したい。

私は立場上、原稿の依頼を受けまして、卒業生に伝えたいことを文章にしました。
今日は、その内容を書きます。

勝手に思うままに53 自分を育てるのは自分

人は誰もが幸せになりたいと願っています。私も幸せになりたいと幸せ探しをしていま
した。何か特別なことをしないと幸せになれないのではとも考えていました。 
その時に出合った言葉が、「一眼は遠く歴史のかなたへ、そして一眼は脚下の実践へ」
半田市の名誉市民でもある森信三先生のお言葉です。
遠くばかりを見ていた私は脚下の実践に気づいていませんでした。

そして、そこに目を向けると、とても幸せな自分がいることに気がつきました。
そして、自分の心のあり方次第で幸せだと思えることにも気づきました。
心には力がある。
その力はプラスにもマイナスにも働く。
それ故、古の賢者は心を鍛え、調えることの必要を教えた。

将来を描き、時代を知り、歴史を知る。また、道筋を考え、それを実行する。
特別なことではなく、小さなことの積み重ねが、小さな実践の一歩が、遠回りのよう
ですが、幸せの近道。

そして、それを育てるのは自分です  以上

伝えたいことは山ほどあるのですが、文字数が限られています。
それと、長い文章読まないですよね ^^;

短いのも読まなかったりして  (ボソ

勝手に思うままに 52

2010-03-10 06:33:58 | 平和
 最近読んだ本「人生生涯小僧のこころ」本書は僧侶である塩沼亮潤氏の自伝です。
その内容は、片道二十四キロ、高低差千三百メートル以上の山道を十六時間かけて一日
で往復。九年の歳月をかけて四万八千キロを歩くといった「千日回峰行」という荒行の
体験記。
「そういう苦行を経験したから、悟れるのではない。大事なのは、行から得たものを生
活の中でよく実践することである。逆に言えば、それぞれに与えられた場でそれぞれに
与えられた役目を果たしていく中でも、多くのことを感じ、悟ることができる。だから、
私たちの人生はすべて修行なのである。」と、塩沼氏は語る。

勝手に思うままに52 「謙虚」「素直」

行を通して学んだことは、「よく反省すること」「よく感謝をすること」「思いやりを
持つこと」の3つです。
人間は、自分が与えられた環境や人間関係において、普段は自分が悪いと反省すること
なく生きていることがほとんどです。しかし、そういうことに心を傾けた時に人間は成
長します。与えられた環境に感謝をし、生かされているということに感謝をする。
人に対する思いやり、人の身になって考えるということをできるようになって、初めて
成長が始まるのではないでしょうか。

こういうことは先人たちが言葉として残していますし、親が教えてくれたりするもので
はありますが、それを頭で理解するのではなく、体得するのは困難です。それが、私の
場合、行を行い、学んだのです。 インタビューの中での塩沼氏の言葉です

そして、歩くときに普通は「1、2.1、2」とかいって歩きますよね~。
塩沼さんは「謙虚.素直」「謙虚.素直」といった掛け声を心で唱えて自分に言い聞か
せて毎日歩いたそうです。

こんなりっぱな阿闍梨さまでも自分自身に言い聞かせなければ実行しにくいものなのだ
と痛感しました。 
                拝