種山壮(shuzanso)NY

ラスベガス編

アメリカ横断 - ラスベガスを目指す

2012年03月30日 | 旅行

四月にもなると桜の花の便りが日本から聞こえてきます。ニューヨークもすっかり春の季節を感じるようになりました。春は私たちにとっては色々な意味での節目、今年は特別な春になりました。

来週月曜日からラスベガスに向けて車で出発します。距離はおよそ2500マイル(4000キロ)急ぐ旅ではないのですが、ゆっくり1週間ほどの日程をよていしてます。今回はホテルの予約は無し、行き先々で適当に探します。

私はスマートフォンは使ってないので、ノート型パソコンにモーバイルブロードバンドインターネット用のカードを取り付けることにしました。これで旅行中での地図、ホテルあるいは名所の検索が楽に出来、大変便利です。

車には炊飯器、湯沸し、米、カップラーメンなども積みます。今は美味しいインスタントの味噌汁もあるようで、これも女将の提案でもっていきます。

今夜、安全と無事を祈ってワインで乾杯、娘が準備してくれたピクニックバスケットはテーブルの代わりにもなり重宝します。さてどんな旅が待っているやら、楽しみであります、

                                                

    

         


絵心

2012年03月15日 | アート

私はどうも絵を描くことが下手で絵心を持った人が大変うらやましくなります。特に大人になれば色んな既成概念に邪魔され上手に描こうと無駄な抵抗して、結局何も描けなくなります。その反面子供は自由で無心で絵を描きます。

夏休みを利用して子供たち二人を連れて日本に帰省しました。長女が9歳、長男は6歳でした。アメリカの夏休みは6月中旬からです。そこで私の母校に子供たち二人の体験入学をお願いしたら快諾していただきました。娘は小学校、息子は幼稚園で日本での学校生活を体験しました。

お別れにときに一緒に過ごした息子のお友達が描いた似顔絵に「おげんきで」などの添え書きをしてくれました。

もうかれこれ20年以上の前のことで、息子の荷物を整理していてこの画集が目につき大変懐かしくなりました。

15人のお友達が描いてくれましたが主人と相談して4枚の似顔絵を選びました。

自由で伸び伸びとして本当に良い似顔絵です。主人は「俺が六歳の時、どんな絵を描いていたんだろうか」と懐かしんで言ったものですが、主人もごたぶんにもれず絵心があるとはいえないです。

 

 

 

 

 

 


季節の便り ― 3月

2012年03月11日 | 季節の便り

今年も3月になってしまいました。

今日からDaylight Savings Time, つまり夏時間になり、時計の針を一時間進めました。日照時間が長くなり、春の到来を伝えてくれます。

「1月行く、2月逃げる、3月去る」 よく耳にするのですが、

3月になると冬の寒さも和らいで、草木のつぼみ、芽も膨らみ始めます。

「3月去る」は長い冬が去ることではないでしょうか。

そして「4月知る」、つまり自然(シ)の不思議さと恵みを私たちは知る(シ)ことになります。

寒い冬の嫌いな私の勝手な語呂合わせでした。

春と言えば、良寛さんこと、江戸後期の禅僧で、歌人であった大隈良寛のこんな漢詩を思い出します。

花無心招蝶  花は無心に蝶を招き

蝶無心尋鼻  蝶は無心に花を尋ぬ。

花開時蝶来  花開く時蝶来り

蝶来時花開  蝶来る時花開く。 

吾亦不知人  吾も亦人知らず

人亦不知吾  人も亦吾知らず。

不知従帝則  知らずとも帝則に従う。

私たちも自然の一部ですから、意思にかかわらず自然の大道に従って生きれいるということでしょう。実に不思議な世界です。

自然は私たちに恵みを与えますが、過酷な試練も与えます。

日本列島のかの地域は昨年の3月11日以来、時計の針が止まったままになっています。

空の空 空の空 一切は空虚である。

日の下で、どんなに労苦しても、

それが人に何の益になろう。

世は去り 世は来る

しかし地は永遠に変わらない。

日はいで 日は没し

その出た所に急ぎ行く。

 

先にあったこと また後にもある。

先になされた事は また後にもなされる。

日の下に 新しきものなし。

「見よこれこそ新しいもの」と

言うものがあるのか。

それはわれわれの前にあった世に

すべたあったものだ


つづけてこういってます。


私は、日の下で行われたすべてのわざを見たが、

なんと、すべてがむなしいことよ。風を追うようなものだ。

そして

曲がってるものを、まっすぐできない

なくなってるものを、数えることはできない。

「私の心は多くに知恵と知識を得た」

 実に 知恵が多くなれば悩みも多くなり、

知識を増すものはかなしみを増す。

 

以上、旧約聖書 「伝道の書」から


復興が進んでいない実情をみると、政治の世界で色々と言われてることが空虚であり、むなしさを感じてなりません。