漂着した瓦礫 -東日本大震災津波
アメリカの西北海岸に多くの瓦礫が漂着しています。ハワイ、アラスカ、オレゴン、ワシントンそしてカルファニア州では対策に追われています。幽霊船となって漂流していたRYO-UN MARUは沿岸警備隊が機関砲で沈没させました。煙が立つ船
これは7月26日現在の瓦礫漂着の状況を示した図です。NOAAとNASAは大震災以来瓦礫の漂流を監視してます。この図NOAAが定期的に発表しています。
大きな図はこのリンクから見られます。http://www.marinedebris.noaa.gov/info/images/erma.jpg
赤の三角マークは漂着物が確認された地点。黄色い丸は漂着可能地点
対策
NOAAは最高50,000ドルの補助金を津波の瓦礫で影響を受けたアラスカ、ワシントン、オレゴン、カリフォルニアとハワイに出すことは決定。この補助金は漂着物の扱い方法の広報、撤去などに使われます。
NOAAは漂着物の扱いについてのガイドラインを書いたパンフレットは配布してます。
特に危険物の扱いについては写真入れで紹介しています。
http://www.marinedebris.noaa.gov/tsunamidebris/pdf/hazmat.pdf
問題点
ドックに生息していた富士粒、わかめなどの海洋生物が流されたドックと一緒にアメリカの海岸に漂着しました。これらの生物がどのように周りの環境に影響するかが心配されています。当面はこれらの大量の生物をどう処理するかが問題です。
フジツボ
ドックに生息したワカメ ワカメに食いついた貝
NOAA(National Oceanic and Atmospheric Administration) は、海洋と大気に関する調査および研究を専門とするアメリカ合衆国商務省の機関の一つである。略称はNOAA(ノア)日本語ではアメリカ海洋大気局と表記される。