種山壮(shuzanso)NY

ラスベガス編

MAD HOUSEWIFE

2012年06月17日 | グルメ

ワインを買いに今日は近くのリッカーストアーに行きました。目的のワインがあることを確かめて、初めて行く店だったのでしばらくストアーの中をみわたすことしました。

数百本はあるのでしょうか所狭しと棚にならべられています。フランス、スペイン、アルゼンチンなど産地別あるいは品種別などきちんと整理整頓されて陳列されています。それでもワイン選びは大変なことです。全く知らないワインならついラベルのデザインに惹かれて買ってしまいます。あの手この手でそれはそれは魅力あラベルのワインが沢山あります。

そんな中で我が目を疑ったワインがありました。ラベルもさることながら、名前もすごいです。さすがワインをこよなく愛するアメリカ人、ラベルにしてもネイミングにしても遊び心たっぷりで、つい噴出してしまいました。

 

 

       

                                                                                                                                                                         

値段も$6.60と安価、味もそこそこでテーブルワインとしては上出来です。

ボトルの裏にこんなことが書いてあります。

洗濯、育児などいぞがしい主婦。今が貴女の時間、あなた自身が楽しむ時間。料理なんて待てる、夕食なんてくそ食らえ、狂いだしそうな忙しさから開放される一瞬。

 “Somewhere near the cool shadows of the laundry room. Past the litter box and between the plastic yard toys. This is your time. Time to enjoy a moment to yourself. A moment without the madness. The dishes can wait. Dinner be damned.”

                                             

       

 


Corned Beef    コーンビーフ

2012年06月13日 | 料理

私がコーンビーフと出会ったのはかれこれ40年ほど前のことです。アルバイト先で知り合った人がたまたまアイリッシュ系のアメリカ人でセイントパトッリクディに招待されそのとき出された料理がコーンビーフでした。ニューヨーク市警の鑑識科に長年勤め、私が知り合ったときは既にリタイアーをされていました。

Cornとは古い英語で粒の塩をすり込んで保存するという意味があります。Corned Beefは文字通り塩漬けした牛肉ですが、現在は薄い塩水につける方法で処置したパック入りをスーパーで買い求めることができます。

材料はコーンビーフ、ポテト、それにキャベツの3種類。鍋に肉がどっぷりつかる量の水を入れ、山椒、コショウなどを加えてボイルします。その後は弱火にしてとろとろと2時間ほど煮ます。あくは最初ボイルした時出ますが、これは掬い取ります。

肉が柔らかくなったら鍋から取り出し、同じ煮汁に皮をむいたポテト入れ、とろとろと弱火で一時間ほど煮ます。柔らかくなったポテトを取りだし、一枚一枚剥がしたキャベツも同じように弱火で煮ます。

牛肉は既に薄い塩味になっているので、同じ煮汁を使うことでポテト、キャベツも適当な塩味に煮あがります。圧力鍋を使うと料理時間は短縮できます。

実に簡単で誰にでもできる料理です。特に味付けは必要なく薄味なので食材そのものを味わうことできます。

 

久しぶりのコーンビーフ、美味しくいただきました。 

 

       


旅で世界制覇 321箇所

2012年06月10日 | 旅行

Lee Abbamonte さんは33歳で世界の全ての国々を訪問したもっとも若いアメリカ人です。そして今世界制覇を目指しています。

Lee Abbamonte Blog

世界には沢山の国々を旅している人たちが居ますが、これまで100カ国以上を訪れた人が参加できる会、Traveler’s Century Club(TCC)がカリフォニアにあります。TCCが認定した国、自治領、あるいは島々などは321箇所あります。TCCによればJapanは本土、小笠原諸島そして琉球諸島の三箇所が認定されています。

TCC Country List 

Leeさんは現在306箇所をすでに旅しており、TCCの認定321箇所までもう一歩です。

これまでのTTCのもっとも若い年齢での制覇は37年9ヶ月と17日で、Leeさん33歳での制覇をねらっています。

Leeさんはロンドン留学中に旅行を始めて、最初は30歳までに100箇所を目指していましたが、2007年に150箇所を達成しました。大学を卒業後ウォ-ルストリートで働き、休暇を利用して旅行を続けていました。彼は流行プラン立てるときは例えば西アフリカに2ヶ月、次は北アフリカといった具合に地域ごとに分けて進めました。911の後仕事を止め2年間旅に出ています。これまでは彼はヨーロッパ、アフリカ、オーストラリア等に住んで旅をして、長いときには6ヶ月間も旅したりしています。

残りは太平洋 3、大西洋 4、南極大陸 7 インド洋 1の合計15箇所。南極大陸にはこの冬に行く予定してるそうです。これを達成後はワールドギネスブックに登録されるでしょう。

あなたもチャレンジ’して見ますか。時間も必要ですが、ちなみにLeeさんのこれまでの旅行費用はUS25万ドルとか。いやはや、若いことは素晴らしい、Boys, be ambitious. とはこのことでしょうか。

 

        

                    Okinawa Shurijo

 

         

                  Beijin Great Wall


季節の便り - 日本から

2012年06月05日 | 季節の便り

ラスベガスに住むと季節感がどうも鈍るようです。この2ヶ月ほど雨が降らず晴天が続いています。今日の日中の温度が39度、6月はじめでこの温度、ニューヨークはせいぜい18度程度で、にわか雨、明日も雨とか、つい懐かしくなります。

そんなおり、「左からピーマン、きゅうり、肥後グリーン」とシャメルの写真一枚と共に日本から季節の便りが届きました。

            

 

メロンは友人のハウス農家から苗を二本いただきました。小さいビニールハウスを建てて、一生懸命育て上げました。

一本は挫折して枯れましたが、残る一本は私の意を汲んでか頑張ってくれました。 それはそれは腫れ物に触る感覚で接しました。その甲斐あってか自慢出来るメロンに育ってくれました。「 いま、この身があるのも御先祖様のおかげ」、それに感謝して仏壇に供えました。

きゅうり、ピーマン、じゃがいも、大根、玉ねぎ、 やがて、ふろ豆も穫れ始めます。 夏菊が咲き始めたので仏壇に供えています。 暑いけど、それに耐えてつぼみも綺麗に咲いてくれてます。 自然で育った花は力強いのです。

私のメールは野菜の事ばかりですが、『お父さん、今日も頑張っていますね』の言葉に振り返れば、近所の娘さんが笑顔で立っている、 そんな田舎ならではの風景でした。

熊本のSさんいつも懐かしい季節の便りありがとうございます。家庭菜園もここまでやれれば立派なものです。私たちは無味乾燥な砂漠の町に引っ越しました。自然の厳しさ、そして自然が織り成す砂漠ならではの広大な造形にじかにそして肌で触れてみたかったからです。また実り豊かな季節の便りお待ちしております。


Elegant Flower

2012年06月01日 | バーサフラン

バーサフラン 

ここはバーサフラン、大人の憩いの場所。毎晩様々な人が集い、楽しい話に花を咲かせる。週末ともなると、怪しげな話が飛び交う。さて、今夜のお客さんは。。。。。。

バーテンダー:いらっしゃいませ。おや、またご来店頂きありがとうございます。たしかぁー「ソープ マンハッタン」―――おっと失礼しました。マンハッタン (前回の記事)

女客:いえいえ、お構いなく、そのとおりですから。今夜はお礼が言いたくて立ち寄ったの。

バーテンダー:はいっ!! お礼を言われるほどのことはしてないと思うのですが、とりあえず奥の席へどうぞ。お飲み物は何にされます。

女客:そうね、じゃぁー この間と同じものを。

バーテンダー:どうぞ、貴女にふさわしいカクテルの女王、マンハッタンです。

女客:そうそう、これこれ、私マンハッタンもセントラルパークも何も知らなかったでしょう。悔しくって、それで私、行って来ちゃった。

バーテンダー:アメリカのニューヨークまで。それはそれは。

女客:ひとりではちょっと不安だったけど。五番街で買い物をして、タイムズスクエアーを歩いたり、ダウンタウンのほら911で崩壊したワールドトレードセンター跡、今は大きなビルが新しく建てられてるけど。泊まったホテルが「カサブランカ」というの。洒落てるでしょう、きれいで、ブロードウェイのシアター街の近くで、ミュージカル「シカゴ」も観てきたわ。

バーテンダー:ああー今米倉涼子が7月に主演デビューするとかで話題になってますね。セントラパークには?

女客:エンパイアーステイトビルデングの展望台から観たマンハッタンも素敵だったわ。東のほうはイーストリバーを挟んでクインズ区、西はハドソン川を挟んでニュージャージ州、南の方を見ると碁盤の目のように走る道路、ワールドトレードセンター、そしてNYハーバーには自由の女神が。北の方を望むと大きな長方形の緑の島がビル街の真ん中に浮かんでたわ。あぁーこれがセントラルパークかと自分に呟いちゃったわ。

更に客の話は続く。バーテンダーは客の話を聞きながらテキーラーパトロンのボトルを棚から下ろし、ミキシンググラスにエルダーフラワーコーディエルと一緒に注いだ。そしてスパークリングワインを注ぎフラワーを浮かべた。

バーテンダー:テキーラーをベースにしたカクテルElegant Flowerです。今夜の貴女、以前おいでになったときより活き活きしてらっしゃる。これが本当の貴女なのでしょうね。ついこのカクテルをつくってしまいました。

                      

女客:ありがとう。濃厚でいてわずかな花の風味。口の中ではじける清涼感。おいしいわ。一週間ほどニューヨークにステイしたけど、今は何か吹っ切れた感じで清清しいきもちなの。あら、ちょっと長居したわ、今夜はありがとう、またお邪魔します。

バーテンダー:おっとお客さんお忘れ物。

女客:あっー、それあなたへのプレゼント。後で開けてね。

と客はTIFFANY & COの名前がついた小さな包みを残してドアーを後にした。