大原の秋祭りに当たる「湯立て」が各町内で行わ
れました。
「湯立て」の事を欲に「湯」と昔から呼んでいます。
五穀豊穣、無病息災を神様に感謝する祭りか、お
願いをする祭りの神事だと思います。
大きな釜にお湯を沸かし、巫女(みこ)さんがジャリ豆
(炊いた大豆とジャコを絡めたもの)と塩、酒を釜に入
れ、この笹で釜のお湯を叩き?、笹で釜のお湯を辺り
に散らします。この散らしたお湯にかかるとご利益が
あるそうです。
昔は、町内の人が見物に来たものでしたが今では
神事を執り行う五人仲間と巫女さんの当事者くらい
しか集まりません。本当に寂しくなりました。
人が集まらなくなるという事は、長老や見識者の昔話
や伝説が途絶え、伝承行事の意味や行事を行う遣り
甲斐というものが衰退します。
寂れ行く時代の流れというものを見せつけられました。
大原の一番の緊急課題ではないでしょうか?
伝承文化を活性化させるため、自分に何が出来るのか
どうすればいいのか一度考えて見る必要があます。
来年は我が家の息子が一和尚(いちばんじょう)。
昔は、今でいう町内会長のような役です。今では
小さな町内にも、いろいろな人が住まわれてますの
で一和尚(いちばんじょう)と別に町内会長というポ
ストが設けられています。
宗教の自由という事でしょう。よって今の一和尚は
祭りや神事を行う町内の長という役目です。
ところで我が家の長男は、今は京都を離れ静岡に
行っていまいました。親が代わりをせざるを得ません。
どうなる事やら?これが今の時代です。
以上です。
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