ひとり新幹線で

4月14日(日)に母方の叔母が急逝しました。75才の誕生日を迎えたばかり。
危篤の知らせを聞き、実家の両親はすぐに叔母の住む新潟に向かったのですが、残念ながら到着を待たずに亡くなったそうです。

私もその知らせを聞き、火曜日のお通夜に参列。ひとり新幹線で新潟に向かいました。

私の母は5人兄姉妹で、姉のうちの1人は母が生まれる前に亡くなり、もう1人、嫁いでから亡くなった姉がいるそうです。
なので、ずっと付き合いをしてきた兄妹は母を含め3人。しかも兄のところには私と同い年の娘(つまり私のイトコ)、妹(この度亡くなった叔母)のところには、私よりひとつ年下の息子がいるので、3人兄妹の子どもたちもほぼ同い年で、小さい頃は夏休みの度に帰省し、よく遊んでいました。とても仲がよかったのです。

叔母はいつも太陽のように明るく、私たちを笑わせてくれました。私も弟も叔母が大好きでした。
しかし、晩年は家庭内があまりうまくゆかず、あまり笑顔も見られなかったようです。残念です。
もっと一緒に温泉に行ったり、遊びに行ったり、楽しい思い出を作りたかった。大人になったから話せることもいっぱいあったはず。

そんなことを考えながら、お通夜の席で叔母の顔を見ることができました。不思議と涙は出なかった。
そしてその日のうちに、またひとり新幹線で帰ってきました。

車中、

叔母を偲びながら、ひとり一杯やろうと思って、ますの寿司と焼酎を買って乗り込みましたが、出張帰りのサラリーマンで結構混んでおり、女ひとり、焼酎をプシュッとやるのはあまりにも気が引けてやめました。お寿司はいただきました。

そんなことしていいのかって？
いいんです。
叔母はどんな時も楽しもうとする人でしたから。
私が美味しいお酒や美味しいものを食べるのを、いつも喜んで、そして自分も一緒に楽しみました。そうだ！子供の頃、私の大好きな甘エビを、いつも大皿にいっぱい用意してくれてたなぁ。

と、いうことで、これは主人へのお土産になりました。