こんにちわ。
今日から晴れて「携帯ワンセグ野郎」になった井上秀二です。
携帯に関して私は「イノベータ」でも「アーリーアダプター」でもありませんので、、新機能を備えた新機種に飛びつくことはしません。「安くなる」まで待つ性質(たち)なのです。
そんな私の携帯(購入後1年)に水がかかって(風呂掃除中)、機種変更することになったのは、
「いいかげん、ワンセグを使いなさい」
という、「スピリチュアル・メッセージ」に違いありません(^_^)。
***************************************************************************
By the way,
CNET Japanの記事によると、株式会社アイシェアという企業が、「オタク(ヲタク)」に関する意識調査の結果を公表されたとのことです。
こちらのプレスリリースのほうがビジュアルもあり詳しいです。
◆真性より!?『チョイオタ』がオタカッコイイ!
~ オタクより広く浅く、話しやすい「チョイオタ」世代
広く浅く、情報通で明るくてオシャレで話しやすい雰囲気が「ちょいオタ」
『懐かしい話題でトコトンもりあがる「チョイオタ」が来る?』
<調査のポイント>
・30-40代、約68%は「チョイオタ」をカミングアウト
・懐かしいアニメや音楽の話題で盛り上がる。「チョイオタ」自覚者の79.4%
・盛り上がる場所は「職場」:34.1%、酒の席:34.0%
・『チョイオタ』が思わずニヤリ。「会話の中でのセリフや仕草から」:51.8%
・チョイオタの定義は 情報通:48% 新しい物好き:26%、ゲーム好き:21%
・オタクとチョイオタの違いは?
オタクとの差はのめりこみ具合、内面性、広い知識・・など
・30代はプライド高きチョイオタ?
***************************************************************************
「チョイオタ」の定義云々については、論じればキリがありません。
少なくとも私は、マーケティングのタームとしてはわかりやすいと考えます。
調査結果については上記プレスリリースをご覧になって頂きたいのですが、従来型マーケティングが通用しづらくなっている今日、こういったニッチなテーマとサンプルのリサーチも重要になってくる気がします。
調査結果を鑑み、私なりの見解を述べさせていただきますと、
A:肯定的に捉えたオタク=「目利き」
B:否定的に捉えたオタク=コミュニケーション力
の欠損(極端な一方向性)
という定義において、Aを隠し味的にほのめかし、Bの「欠損」が見られない“明るく社交的な人”がモテるということでしょう。
ただ、“そういう人”がどの程度(?)オタクなのかについては、見解が大きく分かれるところでしょう。“真性オタク”という定義が当てはまるような人は、ハンパではありませんから。。。
でも調査結果で明らかなように、20代で、「ちょっとオタク」を含めてオタクを自認している割合が高い(65.7%)のはよくわかりますね。ライフステージ的にも独身の占める比率が高いですし、趣味にのめり込むエネルギーもモッコモッコと旺盛でしょう(お金・時間・労力)。
また、40代以上の人では、たとえ現在進行形の“真性オタク”でも、社交の場において隠すと言う「成熟性」(TPO)を身に付けている人が多いのではと思います。
そういう人はよほど自分の“こだわり”を披露してもいいシチュエーションでなければ“本性”を露わにしません。
そのかわり、、、
昔、あるカテゴリーのマニア・ショップに足を踏み入れたとき、どう見ても旧大蔵省の役人か一部上場企業の部長さんといった風体のオジサマから、紙袋の中身を密かに見せられ、「お店の価格よりも安く売りますよ」と耳元に囁きかけられた恐怖体験があります(怖)。
さらに中高年になると、オタク的趣味は“過去形”の人が多いことが推察されます。だからさりげなく、会話の中で昔のこだわりを漏らす、という芸当が可能なのでしょう。
尤も、オタク的情熱を傾ける対象によって世間の評価は千差万別でしょうけど(笑)。
それに私の場合ですと、「ウルトラマン」や「仮面ライダー」のことをたまに懐かしんで話すことはあっても、それを「オタク」と定義することは無理があると考えます。
もっと若い人たちが「機動戦士ガンダム」を酒の肴に盛り上がったとしても、どこまでが「普通」でどこからが「オタク」か? なんて線引きは難しいでしょうね。
そういう線引きをせずに、“懐かしの話題”で盛り上がることを「オタク」の問題にするのはいかがかな? と思ったりします。
まぁ、そういう私の雑感は置いておいて、、、
この調査結果の言わんとしていることは、
◆皆に好かれる素敵な『チョイオタ』はオタかっこいい分野として定着し、
◆懐かしいあのシーン、そのセリフにドキドキする『チョイオタ』商品が増えそう
ということです。その仮説には異論を挟むつもりはありませんが。。。
(判断できるだけの知見を持ち合わせていません)
ちなみに最近、私がマーケティング的視点から興味を持っているのは、「腐女子」の動向です。
昨年読んだこの新書で興味を持ちました。
***************************************************************************
マーケターとしての自分ではなく、極々、私的な考えなんですが、どうも「オタク」というタームには微かな抵抗を感じるんです。
世の中の事象に“名前をつける”ことは、同時に「意味性」を与えるということです。
「オタク」というタームが社会的に普及・定着したのは80年代。
凄惨な殺人事件の犯人の存在が普及・定着のきっかけになったように記憶しています。
そういう理由だけでからではありませんが、やはり「負」のイメージが強い。
(例え、野村総研さんが白書を出したとしてもね・・・)
例えば私は小学生時代から中学校1年生くらいまで、「鉄道マニア」でした。
(小学校卒業当時の「夢」は国鉄に入ることでした-笑)
中学3年生以降、その嗜好はパッタリとなくなってしまったのですが、数十年経った今、鉄道が大好きな小学生の甥との「共通言語」を持てるのは幸せなことです。
こういう話をすると、「昔、鉄オタだったの?」と言われますが、やはり違和感を感じます。
男の子がこの時期、
「鉄道」にはまったり
「怪獣」にはまったりすることは、
極めて正常な成長過程なんです。
女の子の脳と男の子の脳の構造が違うのは言うまでもありませんが、これって男の子の脳の特徴なんです。
『三丁目の夕日』という漫画をご存知ですか?
映画にもなりましたよね。
昭和30年代、40年代、私が子供の頃、切手やベーゴマの収集が流行りました。
こういう「正常」な収集行動にも、「○○オタ」と現代のタームを使って表現する私たちって、どこか「おかしい」と思うんです。
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お読み頂き有難うございます。
(↓)クリックの程、宜しくお願い申し上げます。
今日から晴れて「携帯ワンセグ野郎」になった井上秀二です。
携帯に関して私は「イノベータ」でも「アーリーアダプター」でもありませんので、、新機能を備えた新機種に飛びつくことはしません。「安くなる」まで待つ性質(たち)なのです。
そんな私の携帯(購入後1年)に水がかかって(風呂掃除中)、機種変更することになったのは、
「いいかげん、ワンセグを使いなさい」
という、「スピリチュアル・メッセージ」に違いありません(^_^)。
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By the way,
CNET Japanの記事によると、株式会社アイシェアという企業が、「オタク(ヲタク)」に関する意識調査の結果を公表されたとのことです。
こちらのプレスリリースのほうがビジュアルもあり詳しいです。
◆真性より!?『チョイオタ』がオタカッコイイ!
~ オタクより広く浅く、話しやすい「チョイオタ」世代
広く浅く、情報通で明るくてオシャレで話しやすい雰囲気が「ちょいオタ」
『懐かしい話題でトコトンもりあがる「チョイオタ」が来る?』
<調査のポイント>
・30-40代、約68%は「チョイオタ」をカミングアウト
・懐かしいアニメや音楽の話題で盛り上がる。「チョイオタ」自覚者の79.4%
・盛り上がる場所は「職場」:34.1%、酒の席:34.0%
・『チョイオタ』が思わずニヤリ。「会話の中でのセリフや仕草から」:51.8%
・チョイオタの定義は 情報通:48% 新しい物好き:26%、ゲーム好き:21%
・オタクとチョイオタの違いは?
オタクとの差はのめりこみ具合、内面性、広い知識・・など
・30代はプライド高きチョイオタ?
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「チョイオタ」の定義云々については、論じればキリがありません。
少なくとも私は、マーケティングのタームとしてはわかりやすいと考えます。
調査結果については上記プレスリリースをご覧になって頂きたいのですが、従来型マーケティングが通用しづらくなっている今日、こういったニッチなテーマとサンプルのリサーチも重要になってくる気がします。
調査結果を鑑み、私なりの見解を述べさせていただきますと、
A:肯定的に捉えたオタク=「目利き」
B:否定的に捉えたオタク=コミュニケーション力
の欠損(極端な一方向性)
という定義において、Aを隠し味的にほのめかし、Bの「欠損」が見られない“明るく社交的な人”がモテるということでしょう。
ただ、“そういう人”がどの程度(?)オタクなのかについては、見解が大きく分かれるところでしょう。“真性オタク”という定義が当てはまるような人は、ハンパではありませんから。。。
でも調査結果で明らかなように、20代で、「ちょっとオタク」を含めてオタクを自認している割合が高い(65.7%)のはよくわかりますね。ライフステージ的にも独身の占める比率が高いですし、趣味にのめり込むエネルギーもモッコモッコと旺盛でしょう(お金・時間・労力)。
また、40代以上の人では、たとえ現在進行形の“真性オタク”でも、社交の場において隠すと言う「成熟性」(TPO)を身に付けている人が多いのではと思います。
そういう人はよほど自分の“こだわり”を披露してもいいシチュエーションでなければ“本性”を露わにしません。
そのかわり、、、
昔、あるカテゴリーのマニア・ショップに足を踏み入れたとき、どう見ても旧大蔵省の役人か一部上場企業の部長さんといった風体のオジサマから、紙袋の中身を密かに見せられ、「お店の価格よりも安く売りますよ」と耳元に囁きかけられた恐怖体験があります(怖)。
さらに中高年になると、オタク的趣味は“過去形”の人が多いことが推察されます。だからさりげなく、会話の中で昔のこだわりを漏らす、という芸当が可能なのでしょう。
尤も、オタク的情熱を傾ける対象によって世間の評価は千差万別でしょうけど(笑)。
それに私の場合ですと、「ウルトラマン」や「仮面ライダー」のことをたまに懐かしんで話すことはあっても、それを「オタク」と定義することは無理があると考えます。
もっと若い人たちが「機動戦士ガンダム」を酒の肴に盛り上がったとしても、どこまでが「普通」でどこからが「オタク」か? なんて線引きは難しいでしょうね。
そういう線引きをせずに、“懐かしの話題”で盛り上がることを「オタク」の問題にするのはいかがかな? と思ったりします。
まぁ、そういう私の雑感は置いておいて、、、
この調査結果の言わんとしていることは、
◆皆に好かれる素敵な『チョイオタ』はオタかっこいい分野として定着し、
◆懐かしいあのシーン、そのセリフにドキドキする『チョイオタ』商品が増えそう
ということです。その仮説には異論を挟むつもりはありませんが。。。
(判断できるだけの知見を持ち合わせていません)
ちなみに最近、私がマーケティング的視点から興味を持っているのは、「腐女子」の動向です。
昨年読んだこの新書で興味を持ちました。
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マーケターとしての自分ではなく、極々、私的な考えなんですが、どうも「オタク」というタームには微かな抵抗を感じるんです。
世の中の事象に“名前をつける”ことは、同時に「意味性」を与えるということです。
「オタク」というタームが社会的に普及・定着したのは80年代。
凄惨な殺人事件の犯人の存在が普及・定着のきっかけになったように記憶しています。
そういう理由だけでからではありませんが、やはり「負」のイメージが強い。
(例え、野村総研さんが白書を出したとしてもね・・・)
例えば私は小学生時代から中学校1年生くらいまで、「鉄道マニア」でした。
(小学校卒業当時の「夢」は国鉄に入ることでした-笑)
中学3年生以降、その嗜好はパッタリとなくなってしまったのですが、数十年経った今、鉄道が大好きな小学生の甥との「共通言語」を持てるのは幸せなことです。
こういう話をすると、「昔、鉄オタだったの?」と言われますが、やはり違和感を感じます。
男の子がこの時期、
「鉄道」にはまったり
「怪獣」にはまったりすることは、
極めて正常な成長過程なんです。
女の子の脳と男の子の脳の構造が違うのは言うまでもありませんが、これって男の子の脳の特徴なんです。
『三丁目の夕日』という漫画をご存知ですか?
映画にもなりましたよね。
昭和30年代、40年代、私が子供の頃、切手やベーゴマの収集が流行りました。
こういう「正常」な収集行動にも、「○○オタ」と現代のタームを使って表現する私たちって、どこか「おかしい」と思うんです。
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お読み頂き有難うございます。
(↓)クリックの程、宜しくお願い申し上げます。

参考にどうぞ
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/922556.html
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/922556.html
とても面白いサイトですね(^_^)。
勉強になります。
こちらも読んでみます。(↓)
(渡辺和博氏による装丁・イラストですね)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163682104/kimagureeigan-22/ref=nosim/
表題の通りなのですが(^_^;)。
男の子なら
>「鉄道」にはまったり「怪獣」にはまったりすること
は、本当に微笑ましい事だと私は思っていたのですが、世間ではそうではなかったと初めて知りました。
それはそうと、私は子どもの頃に漫画『キャンディ・キャンディ』(←って、ご存知でしょうか?)にはまっていて、「看護婦さんセット」(爆)まで持っていた(※)のですが、これについては、
>女の子の脳と男の子の脳の構造が違う
という事なので、男の子が鉄道や怪獣にはまる事とは違う、という事なんでしょうか。
※「看護婦さんセット」とは、子どもが「看護婦さんごっこ」をするための玩具です。
別に怪しい玩具ではありません(笑)。
お久しぶりです(^_^)。
お元気でしたか?
『キャンディ・キャンディ』の存在は知ってましたが、読んだことはありません。
私らの世代ですと『リカちゃん』ですね。
あと、昔の彼女が『ジェニーちゃん』(?)とかいうのが好きだったのを思い出しました。
>女の子の脳と男の子の脳の構造が違う
男の子が鉄道にのめり込むのは、大昔の「狩猟」的な記憶とからんでいる(?)という話を読んだことがあります。
大人になってからも「コレクター癖」が残るのは男性でしょうね。
井上さん、楽しいです(^^)。
>男の子が鉄道にのめり込むのは、大昔の「狩猟」的な記憶とからんでいる
「男は狩人」ですね。
そういえば、、、
高校2年生のとき、髪を切った直後、一瞬だけ、
「狩人」の弟のほうに似てる!
と言われたのを思い出しました。
「狩人」って兄弟だったんですね。
http://www.karyudo.jp/profile/profile.html
↑
右の方ですね。
井上さんが高校2年で髪を切られた当時のお写真と、この方の同じ時期のお写真がないので、比べる事ができないのが残念です(^_^;)。
ではまた、別の記事で。
うっ! ごめんなさい、お兄ちゃん(左側)のほうでした。。。
>2006年3月……狩人30周年コンサート IN 東京ドーム
これ行こうかな? と思ってたんですが行きませんでした(笑)。
それにしてもご兄弟の写真、70年代の床屋さんの写真みたいですね。これにパンチパーマの写真が加われば完璧です。
「70年代の床屋さん」の具体的なイメージが涌かない(70年代、私の髪はほとんど家で母親がカットしていたため)のですが、この一文はツボにはまりました。