
こんにちわ! 私です。
昨日(10/18)、夏木マリさんと斎藤ノブさんのご結婚が発表されました。
「フランス人のように愛にプライオリティーを持って生きる!」(夏木マリ談)
私にもそう思える時期が来るんでしょうか。
頭の中だけでしたら、そういう考え方って憧れるんです(^o^)。
でも内観するに、「自分が独身である理由」がよーくわかるようになってきた。
まだ、そんな段階なんですね。。。
という話は置いといて、
とにかくいいお話です。お二人のご結婚は。
で、私、2月に「GIBIER du MARI」のこと書きましたね。
そのとき、「大人の必須アイテム」であるこのアルバムを、
「モテアイテム」と書かせて頂きました。
そこで今日は、「モテアイテム」のことを少々書きます。
私は過去も現在も「音楽カテゴリ」だけのマーケティングだけでなく、
一般消費財(時には生産財)のマーケティングに携わってきました。
マーケティング関係者の皆さんにはあえて説明する程のことではないんですが、
「ニーズ」と「ウォンツ」
という言葉をよく使います。
ぶっちゃけた話、
「ニーズ」とは、基本価値や機能価値に対する生活者の欲求のこと。
(クルマはまず動くこと、速いことなど。食品では美味しいことなど)
「ウォンツ」は、感覚価値、観念価値に対する生活者の欲求(欲動)のことです。
時代性・トレンドの影響を強く受けますね。
(クルマのスタイル、デザインなど。食品では健康にいいなど)
「モテアイテム」とは、男性にとって「ニーズ」です。
そして、どんなシチュエーションでどんな「モノ」を持てば、
「モテるのか?」ということが「ウォンツ」。
私が10代の頃、地元(大宮)の友人や後輩達は、
暴走族を高校とともに卒業し、
「サーファー」に衣替えした人達が少なくありません。
(クルマは「シャコタン」のままでしたが。「スカイライン」のシャコタン=「シャコスカ」とか・・・)
高校生の頃は、バンドをやっていても、
「サーファー」のほうがモテる、ということで変身する人も。
彼らの基本的な欲求は、「目立ちたい」と「モテたい」。
(ターゲットは広いものではありませんけど。それも埼玉だし・・・)
その「目立ちたい」「モテたい」という欲求こそ、「ニーズ」です。
たまたま彼らの「ウォンツ」に応えるものが、「サーファー」だったわけです。
音楽商品でもそうですけど、
「トレンド」を読むことは大切ながらも、
その時々の「ウォンツ」に振り回されてばかりだと、
とてもじゃないですけど、やってられません。。。
人間が人間である限り、そう簡単に変わることはない
「ニーズ」を押えながら、「ウォンツ」を見ていかないとね。
この辺りは、私がよく書かせて頂いている、
シストラットの森行生さんの著作『シンプルマーケティング』
でよくまとめられています。
(34ページ、「ニーズ」と「ウォンツ」の適正バランスがロングセラーをつくる)
『シンプルマーケティング』では、
ヤンケロビッチの「価値観ヒエラルキー」も詳細に紹介されています。
①ソース=基本的意識、性格 <内的要因・深層>
②ヴァリュー=価値観
③クライテリア=生活基準
④テイスト=生活の志向、好み、感性
⑤マニュフェステーション=生活行動 <外的要因・表層>
森さんも書かれていますけど、マスコミに登場する「ライフスタイル」は、
④テイストと、⑤マニュフェステーションを指す場合が殆どですね。。。
この「価値観ヒエラルキー」に、「ニーズ」「ウォンツ」を重ねると、
①ソースなど深層の内的要因に「ニーズ」、
⑤マニュフェステーションなど表層の外的要因に「ウォンツ」が重なるわけです。
まあ、今でも“スタンダード”として人々の記憶に残る名曲は、
「ニーズ」と、その時々の想い出と結びついた「ウォンツ」のツボをモロに押えていたんでしょうね。
また、「流行っている曲」「皆が聴いている(と思っている)曲」を好むという傾向も、
人間の「基本的な欲求」のひとつであることも言うまでもありません。
「欲望」には、「他人の欲しいものを自分も欲しい」という構造がありますからね。
**************************************************************************
ここまで、マーケティングのお話をしてきましたけど、
「ニーズ」っていうのは、比較的「不変」な「普遍」的な概念でしょうね。
商業的な話に限らず、私達が享受する音楽や映画でも「普遍性」は大切でしょう。
人々の心を打つもの。
知り合いの「ミュージックライフ・プランナー」栗原進さんが、
昨日、mixiの日記で書かれていた文章を引用させて頂いて、
また会いましょうということで。
ロックンロールが50年経とうがHIPHOPが台頭してこようが、
共通する根っこの部分って、実は今も昔も変わらないはず・・・
それを【普遍性】って呼んでる
この普遍性を伝える人、その声に耳を傾ける人が、少ないから
音楽鑑賞が勝手に一人歩きするのだ!
**************************************************************************
お読み頂き有難うございます。

秋らしくなってきたということで、長野産の「アルプス乙女」です(↑)。
(↓)クリックの程、宜しくお願い申し上げます。
昨日(10/18)、夏木マリさんと斎藤ノブさんのご結婚が発表されました。

「フランス人のように愛にプライオリティーを持って生きる!」(夏木マリ談)
私にもそう思える時期が来るんでしょうか。
頭の中だけでしたら、そういう考え方って憧れるんです(^o^)。
でも内観するに、「自分が独身である理由」がよーくわかるようになってきた。
まだ、そんな段階なんですね。。。
という話は置いといて、
とにかくいいお話です。お二人のご結婚は。
で、私、2月に「GIBIER du MARI」のこと書きましたね。
そのとき、「大人の必須アイテム」であるこのアルバムを、
「モテアイテム」と書かせて頂きました。
そこで今日は、「モテアイテム」のことを少々書きます。
私は過去も現在も「音楽カテゴリ」だけのマーケティングだけでなく、
一般消費財(時には生産財)のマーケティングに携わってきました。
マーケティング関係者の皆さんにはあえて説明する程のことではないんですが、
「ニーズ」と「ウォンツ」
という言葉をよく使います。
ぶっちゃけた話、
「ニーズ」とは、基本価値や機能価値に対する生活者の欲求のこと。
(クルマはまず動くこと、速いことなど。食品では美味しいことなど)
「ウォンツ」は、感覚価値、観念価値に対する生活者の欲求(欲動)のことです。
時代性・トレンドの影響を強く受けますね。
(クルマのスタイル、デザインなど。食品では健康にいいなど)
「モテアイテム」とは、男性にとって「ニーズ」です。
そして、どんなシチュエーションでどんな「モノ」を持てば、
「モテるのか?」ということが「ウォンツ」。
私が10代の頃、地元(大宮)の友人や後輩達は、
暴走族を高校とともに卒業し、
「サーファー」に衣替えした人達が少なくありません。
(クルマは「シャコタン」のままでしたが。「スカイライン」のシャコタン=「シャコスカ」とか・・・)
高校生の頃は、バンドをやっていても、
「サーファー」のほうがモテる、ということで変身する人も。
彼らの基本的な欲求は、「目立ちたい」と「モテたい」。
(ターゲットは広いものではありませんけど。それも埼玉だし・・・)
その「目立ちたい」「モテたい」という欲求こそ、「ニーズ」です。
たまたま彼らの「ウォンツ」に応えるものが、「サーファー」だったわけです。
音楽商品でもそうですけど、
「トレンド」を読むことは大切ながらも、
その時々の「ウォンツ」に振り回されてばかりだと、
とてもじゃないですけど、やってられません。。。
人間が人間である限り、そう簡単に変わることはない
「ニーズ」を押えながら、「ウォンツ」を見ていかないとね。
この辺りは、私がよく書かせて頂いている、
シストラットの森行生さんの著作『シンプルマーケティング』
でよくまとめられています。
(34ページ、「ニーズ」と「ウォンツ」の適正バランスがロングセラーをつくる)
『シンプルマーケティング』では、
ヤンケロビッチの「価値観ヒエラルキー」も詳細に紹介されています。
①ソース=基本的意識、性格 <内的要因・深層>
②ヴァリュー=価値観
③クライテリア=生活基準
④テイスト=生活の志向、好み、感性
⑤マニュフェステーション=生活行動 <外的要因・表層>
森さんも書かれていますけど、マスコミに登場する「ライフスタイル」は、
④テイストと、⑤マニュフェステーションを指す場合が殆どですね。。。
この「価値観ヒエラルキー」に、「ニーズ」「ウォンツ」を重ねると、
①ソースなど深層の内的要因に「ニーズ」、
⑤マニュフェステーションなど表層の外的要因に「ウォンツ」が重なるわけです。
まあ、今でも“スタンダード”として人々の記憶に残る名曲は、
「ニーズ」と、その時々の想い出と結びついた「ウォンツ」のツボをモロに押えていたんでしょうね。
また、「流行っている曲」「皆が聴いている(と思っている)曲」を好むという傾向も、
人間の「基本的な欲求」のひとつであることも言うまでもありません。
「欲望」には、「他人の欲しいものを自分も欲しい」という構造がありますからね。
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ここまで、マーケティングのお話をしてきましたけど、
「ニーズ」っていうのは、比較的「不変」な「普遍」的な概念でしょうね。
商業的な話に限らず、私達が享受する音楽や映画でも「普遍性」は大切でしょう。
人々の心を打つもの。
知り合いの「ミュージックライフ・プランナー」栗原進さんが、
昨日、mixiの日記で書かれていた文章を引用させて頂いて、
また会いましょうということで。
ロックンロールが50年経とうがHIPHOPが台頭してこようが、
共通する根っこの部分って、実は今も昔も変わらないはず・・・
それを【普遍性】って呼んでる
この普遍性を伝える人、その声に耳を傾ける人が、少ないから
音楽鑑賞が勝手に一人歩きするのだ!
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お読み頂き有難うございます。

秋らしくなってきたということで、長野産の「アルプス乙女」です(↑)。
(↓)クリックの程、宜しくお願い申し上げます。
