こんにちわ! 私です。
約10日ぶりですね。。。
政界では民主党・小沢一郎さんの去就が注目されておりますが、
そんなこと(失礼)に関係なく、今回もユーザーのアーティスト嗜好のお話です。
前回のお話の中で、
「歌唱力」はあって当然(「当たり前品質」)なんでしょうかね?
と、私は書きました。
実を申しますと、前職時の2005年3月に発刊いたしました、
『2004年 年間注目アーティスト好感度調査』
のデータでそのことを明らかにしていたのです。
まず、ざっとこのレポートについて書きます。
(現在も販売中です。私に直接お問い合わせメールを頂ければ、商品を発送いたします。ご請求書は株式会社飯原経営研究所よりお客様に発送いたします)
調査対象アーティストは2004年の売上実績を勘案し、60アーティストを選出しました。
◆調査対象アーティスト
aiko
宇多田ヒカル(Utada)
Every Little Thing
m-flo
大塚 愛
倉木麻衣
Gorie with Jasmine & Joann
柴咲コウ
島谷ひとみ
SHAKA LABBITS
Do As Infinity
中島美嘉
浜崎あゆみ
平原綾香
一青 窈
BoA
MINMI
矢井田瞳
DREAMS COME TRUE
ASIAN KUNG-FU GENERATION
HY
EXILE
オレンジレンジ
河口恭吾
CHEMISTRY
サザンオールスターズ
SMAP
nobodyknows+
BUMP OF CHICKEN
平井堅
ポルノグラフティ
槇原敬之
Mr.Children
森山直太朗
ゆず
ラルク アン シエル
アヴリル・ラヴィーン
ブリトニー・スピアーズ
ジャネット・ジャクソン
TLC
ビヨンセ
リュウ/ソン
クイーン
エアロスミス
エミネム
グリーン・ディ
D12
アッシャー
オフスプリング
ザ・ビートルズ
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
ノラ・ジョーンズ
上原ひろみ
ダイアナ・クラール
綾戸智絵
寺井尚子
村治佳織
上原彩子
フジ子・ヘミング
川井郁子
内容は各アーティストの認知度と好感度がメインで、
こちら(↓)がアーティスト選考<ケーススタディ>です。
(例:宇多田ヒカル)
・全回答者と男女別の「認知・好感度」
・性・年齢層別の「認知・好感度」
・他アーティストを「とても好き」な層の、このアーティストへの「認知・好感度」
・回答者のクラスター別の「認知・好感度」(ユーザーのアーティストへの自己投影)
「メディアによく出る理想の自分(センス派)」
「理想の自分(センス&親しみ派)」
「メディアによく出る理想の自分(親しみ&センス派)」
「メディアによく出る理想の自分(親しみ派)」
上記4項目の5つのグラフで構成されています。
他にアーティスト選考(総論)として、
リスナーの嗜好パターンを調査項目に入れました。
以下の23項目について、
「1.そう思う 2.まあそう思う 3.あまりそう思わない 4.そう思わない」
の4スケールで回答を得ました。
1. 好きになるアーティストに、歌唱力があることは最低の条件だ
2. 好きになるアーティストは、歌唱力よりも、声の質がいい人が多い
3. ルックスやキャラクターと同じイメージ(ギャップがない)の声質の
アーティストが好きだ
4. 自分の好きなアーティストが、他のアーティストのカバーを歌うのはいいことだ
5. 大好きなアーティストと同じようなテイストのアーティストが出てき場合、
好きになることが多い
6. 人がどのアーティストを好きか?ということはその人のセンスを表していると思う
7. 自分の代弁者のようなアーティストが好きだ
8. 人に自慢したくなるようなアーティストを好きになることが多い
9. 好きなアーティストは自分では手の届かないカリスマ性があったほうがいい
10.時代の波にのまれず、自分のスタンスを守っているアーティストが好きだ
11.好きなアーティストにはいつも時代の先端を走っていてほしい
12.自分が好きな、今は活動していないアーティスト・バンドにはぜひ復活してほしい
13.アーティストの考え方に共感できるかどうかは大きなポイントだ
14.ユーモアのセンスも自分がアーティストを好きになる大きな基準だ
15.無名の頃から自分が見つけ応援してきたアーティストが有名になっていくのは
寂しいものがある
16.セクシーさもアーティストを好きになる大事な要素である
17.言動や行動がエキセントリックなアーティストが好きだ
18.「やさしさ」などアーティストの人間性は大切だ
19.ファッションセンスがいいアーティストを好きになることが多い
20.好きになるアーティストは、歌詞がいい曲を歌っている人が多い
21.好きなアーティストが映画やドラマに俳優として出演するのはうれしい
22.TVなどの大きなプロモーションで有名になったアーティストを好きになることが
多い
23.大きなプロモーションの結果より、口コミでジワジワとのし上がってきた
アーティストのほうが好きだ
1番目の「好きになるアーティストに、歌唱力があることは最低の条件だ」
の結果は以下の通りでした。
「そう思う」24.3%
「まあそう思う」54.5%
「あまりそう思わない」19.4%
「そう思わない」1.8%
音楽好きなネットユーザーの場合、
4人に1人は「歌唱力があることは当然」と考えている、ということでした。
「まあそう思う」を合算すると(トータルポジティブ)、78.8%なので、
8割弱=4人に3人以上が、「まあ当然でしょう」と考えていることになります。
(歌唱力のある・なしは客観的な基準ではなく、ユーザーの主観です)
ちなみに、アーティスト選考(総論)では、
各項目で、上位20アーティストのグラフも掲載しております。
各アーティストに対して「1.とても好き」と答えた回答者(コア層)のみピックアップ、「そう思う」のポイントが多い順に一つのグラフにまとめたものです(ベスト20)。
なお、各アーティストごとのクロス集計で、統計的に有意ではない(漸近有意確率0.05以上)結果がでたアーティストは省略しました。
(例)河口恭吾(n=42)=河口恭吾を「とても好き」と答えた回答者42名
いつも画像が小さくてすみませんが、、、こんな感じです。(↓)
左側のグラフで、
「歌唱力があることは当然」との設問で、
「そう思う」(グラフでは青色)が高かったトップ5アーティストは、
1.リュウ/ソン 50.0%
2.河口恭吾 50.0%
3.アッシャー 48.8%
4.森山直太朗 45.3%
5.ジャネット・ジャクソン 40.0%
です。2005年春の調査ですので、アーティストには時代を感じますが、
ユーザーがアーティストに感じる嗜好性は、
そんなに目まぐるしく変わるものではないと考えます。
以下は「おまけ」です。
◆アーティストの好き嫌いはその人のセンスを表していると思う
(右側のグラフ)
「そう思う」(グラフの青色)全体:18.6%
1.ダイアナ・クラール 58.3%
2.D12 42.3%
3.グリーン・ディ 41.0%
4.上原ひろみ 40.0%
5.MINMI 39.6%
◆自分の好きなアーティストは自分では手の届かないカリスマ性があったほうがいい
(左側のグラフ)
「そう思う」(グラフの青色)全体:9.8%
1.リュウ/ソン 21.4%
2.ビヨンセ 16.9%
3.エミネム 16.5%
4.浜崎あゆみ 16.2%
5.ノラ・ジョーンズ 16.0%
◆自分の代弁者のようなアーティストが好きだ
(左側のグラフ)
「そう思う」(グラフの青色)全体:9.8%
1.nobodyknows+ 22.4%
2.HY 22.0%
3.リュウ/ソン 21.4%
4.グリーン・ディ 20.0%
5.D12 19.2%
最後に、本題ではないので細かな説明はいたしませんが、このレポートでは、
因子分析→クラスター分析を使って、
「リスナーの嗜好パターン」による、
セグメンテーションとアーティストのポジショニング
も試みています。(「サマリー2」:↓)
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お読み頂き有難うございます。
(↓)クリックの程、宜しくお願い申し上げます。
約10日ぶりですね。。。
政界では民主党・小沢一郎さんの去就が注目されておりますが、
そんなこと(失礼)に関係なく、今回もユーザーのアーティスト嗜好のお話です。
前回のお話の中で、
「歌唱力」はあって当然(「当たり前品質」)なんでしょうかね?
と、私は書きました。
実を申しますと、前職時の2005年3月に発刊いたしました、
『2004年 年間注目アーティスト好感度調査』
のデータでそのことを明らかにしていたのです。
まず、ざっとこのレポートについて書きます。
(現在も販売中です。私に直接お問い合わせメールを頂ければ、商品を発送いたします。ご請求書は株式会社飯原経営研究所よりお客様に発送いたします)
調査対象アーティストは2004年の売上実績を勘案し、60アーティストを選出しました。
◆調査対象アーティスト
aiko
宇多田ヒカル(Utada)
Every Little Thing
m-flo
大塚 愛
倉木麻衣
Gorie with Jasmine & Joann
柴咲コウ
島谷ひとみ
SHAKA LABBITS
Do As Infinity
中島美嘉
浜崎あゆみ
平原綾香
一青 窈
BoA
MINMI
矢井田瞳
DREAMS COME TRUE
ASIAN KUNG-FU GENERATION
HY
EXILE
オレンジレンジ
河口恭吾
CHEMISTRY
サザンオールスターズ
SMAP
nobodyknows+
BUMP OF CHICKEN
平井堅
ポルノグラフティ
槇原敬之
Mr.Children
森山直太朗
ゆず
ラルク アン シエル
アヴリル・ラヴィーン
ブリトニー・スピアーズ
ジャネット・ジャクソン
TLC
ビヨンセ
リュウ/ソン
クイーン
エアロスミス
エミネム
グリーン・ディ
D12
アッシャー
オフスプリング
ザ・ビートルズ
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
ノラ・ジョーンズ
上原ひろみ
ダイアナ・クラール
綾戸智絵
寺井尚子
村治佳織
上原彩子
フジ子・ヘミング
川井郁子
内容は各アーティストの認知度と好感度がメインで、
こちら(↓)がアーティスト選考<ケーススタディ>です。
(例:宇多田ヒカル)
・全回答者と男女別の「認知・好感度」
・性・年齢層別の「認知・好感度」
・他アーティストを「とても好き」な層の、このアーティストへの「認知・好感度」
・回答者のクラスター別の「認知・好感度」(ユーザーのアーティストへの自己投影)
「メディアによく出る理想の自分(センス派)」
「理想の自分(センス&親しみ派)」
「メディアによく出る理想の自分(親しみ&センス派)」
「メディアによく出る理想の自分(親しみ派)」
上記4項目の5つのグラフで構成されています。
他にアーティスト選考(総論)として、
リスナーの嗜好パターンを調査項目に入れました。
以下の23項目について、
「1.そう思う 2.まあそう思う 3.あまりそう思わない 4.そう思わない」
の4スケールで回答を得ました。
1. 好きになるアーティストに、歌唱力があることは最低の条件だ
2. 好きになるアーティストは、歌唱力よりも、声の質がいい人が多い
3. ルックスやキャラクターと同じイメージ(ギャップがない)の声質の
アーティストが好きだ
4. 自分の好きなアーティストが、他のアーティストのカバーを歌うのはいいことだ
5. 大好きなアーティストと同じようなテイストのアーティストが出てき場合、
好きになることが多い
6. 人がどのアーティストを好きか?ということはその人のセンスを表していると思う
7. 自分の代弁者のようなアーティストが好きだ
8. 人に自慢したくなるようなアーティストを好きになることが多い
9. 好きなアーティストは自分では手の届かないカリスマ性があったほうがいい
10.時代の波にのまれず、自分のスタンスを守っているアーティストが好きだ
11.好きなアーティストにはいつも時代の先端を走っていてほしい
12.自分が好きな、今は活動していないアーティスト・バンドにはぜひ復活してほしい
13.アーティストの考え方に共感できるかどうかは大きなポイントだ
14.ユーモアのセンスも自分がアーティストを好きになる大きな基準だ
15.無名の頃から自分が見つけ応援してきたアーティストが有名になっていくのは
寂しいものがある
16.セクシーさもアーティストを好きになる大事な要素である
17.言動や行動がエキセントリックなアーティストが好きだ
18.「やさしさ」などアーティストの人間性は大切だ
19.ファッションセンスがいいアーティストを好きになることが多い
20.好きになるアーティストは、歌詞がいい曲を歌っている人が多い
21.好きなアーティストが映画やドラマに俳優として出演するのはうれしい
22.TVなどの大きなプロモーションで有名になったアーティストを好きになることが
多い
23.大きなプロモーションの結果より、口コミでジワジワとのし上がってきた
アーティストのほうが好きだ
1番目の「好きになるアーティストに、歌唱力があることは最低の条件だ」
の結果は以下の通りでした。
「そう思う」24.3%
「まあそう思う」54.5%
「あまりそう思わない」19.4%
「そう思わない」1.8%
音楽好きなネットユーザーの場合、
4人に1人は「歌唱力があることは当然」と考えている、ということでした。
「まあそう思う」を合算すると(トータルポジティブ)、78.8%なので、
8割弱=4人に3人以上が、「まあ当然でしょう」と考えていることになります。
(歌唱力のある・なしは客観的な基準ではなく、ユーザーの主観です)
ちなみに、アーティスト選考(総論)では、
各項目で、上位20アーティストのグラフも掲載しております。
各アーティストに対して「1.とても好き」と答えた回答者(コア層)のみピックアップ、「そう思う」のポイントが多い順に一つのグラフにまとめたものです(ベスト20)。
なお、各アーティストごとのクロス集計で、統計的に有意ではない(漸近有意確率0.05以上)結果がでたアーティストは省略しました。
(例)河口恭吾(n=42)=河口恭吾を「とても好き」と答えた回答者42名
いつも画像が小さくてすみませんが、、、こんな感じです。(↓)
左側のグラフで、
「歌唱力があることは当然」との設問で、
「そう思う」(グラフでは青色)が高かったトップ5アーティストは、
1.リュウ/ソン 50.0%
2.河口恭吾 50.0%
3.アッシャー 48.8%
4.森山直太朗 45.3%
5.ジャネット・ジャクソン 40.0%
です。2005年春の調査ですので、アーティストには時代を感じますが、
ユーザーがアーティストに感じる嗜好性は、
そんなに目まぐるしく変わるものではないと考えます。
以下は「おまけ」です。
◆アーティストの好き嫌いはその人のセンスを表していると思う
(右側のグラフ)
「そう思う」(グラフの青色)全体:18.6%
1.ダイアナ・クラール 58.3%
2.D12 42.3%
3.グリーン・ディ 41.0%
4.上原ひろみ 40.0%
5.MINMI 39.6%
◆自分の好きなアーティストは自分では手の届かないカリスマ性があったほうがいい
(左側のグラフ)
「そう思う」(グラフの青色)全体:9.8%
1.リュウ/ソン 21.4%
2.ビヨンセ 16.9%
3.エミネム 16.5%
4.浜崎あゆみ 16.2%
5.ノラ・ジョーンズ 16.0%
◆自分の代弁者のようなアーティストが好きだ
(左側のグラフ)
「そう思う」(グラフの青色)全体:9.8%
1.nobodyknows+ 22.4%
2.HY 22.0%
3.リュウ/ソン 21.4%
4.グリーン・ディ 20.0%
5.D12 19.2%
最後に、本題ではないので細かな説明はいたしませんが、このレポートでは、
因子分析→クラスター分析を使って、
「リスナーの嗜好パターン」による、
セグメンテーションとアーティストのポジショニング
も試みています。(「サマリー2」:↓)
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お読み頂き有難うございます。
(↓)クリックの程、宜しくお願い申し上げます。