こんにちわ! 私です。
いつの間にか11月も中旬、立冬も越えましたね。
本日、私は今シーズン初めてセーターを着ました。
昨日まで部屋ではTシャツ1枚だったのですが(^_^;)。
(南向きの2階の部屋なので、晴れれば冬でも暖かいのです)
何気に風邪も流行ってますね。
mixiの友人たちの日記タイトルを見ると、「風邪ひいた!」の何と多いことか!
悪いんですけど、そういう日記って読みたくはないので、私は見ません。
(I'm sorry, ヒゲソーリー。。。)
******************************************************
さて、最近は、私が制作し現在も販売中の音楽関連マーケティング・レポートがらみのお話でしたが、今回はユーザーアンケートの結果について、当たり前のことを書きたいと思います。
「マーケティングの主戦場はユーザーの頭の中にある」
というポリシーの私なんですが、
データの重要さを認識しつつも、
「データはデータでしかない」という相反するような認識も持っております。
今回も前回、ご紹介した『2004年 年間注目アーティスト好感度調査』のお話の続きです。
「おまけのおまけ」ですね。
アーティスト選考(総論)、「リスナーの嗜好パターン」の23項目なんですが、
5番目に「大好きなアーティストと同じようなテイストのアーティストが出てき場合、好きになることが多い」という項目があります。
◆大好きなアーティストと同じようなテイストのアーティストが出てき場合、好きになることが多い
(右側のグラフ)
「そう思う」10.9%
「まあそう思う」44.1%
「あまりそう思わない」37.6%
「そう思わない」7.4%
「そう思う」は1割、「まあそう思う」を合算しても55%です。
実際、自分が大好きなアーティストと似ているといっても、
微妙な違いが許せず、好きにならないどころか嫌いになる、
といった「天邪鬼派」もいるでしょう。(私にも経験あります)
「二番煎じ」も嫌われることが多い。
また、供給側の「ブーム創出という下心」がミエミエな場合、
(例えば「サーフミュージック」とか・・・)
ポピュラリティ(大衆性)のある同テーストのアーティストが売り出されると、
嫌悪感を露わにするコア層(マニア)の方も少なくはないでしょう。
ユーザーとは、ミエミエの「マーケティング政策」には反発しがちなんです。
どんな商品カテゴリーでも。
そう考えると、この設問での「そう思う」との回答が1割であることは妥当かと思います。
では、ECサイトや店頭コーナーなどでの「レコメンド」は効果が薄いの?
と問われれば、そうとも言えないのが現実ではないかと思います。
皆さんがよくご存知の「amazon.co.jp」なんですけど、
「この商品を買った人はこんな商品も買っています」
「あわせて買いたい」
というレコメンドがありますよね。
個々のユーザーの商品への関与度・知識・造詣の深さによっては、
たまに「ウザい!」と思うことがあっても、結構、有効ではないかというのが私の仮説です。
勿論、即購入に結びつかなくてもです。
(「AIDMA」や「AISAS」の「ATTENTION」と「INTEREST」だけでも)
実際、「amazon.co.jp」さんには、販売データがあるんでしょうけど。
(データをどの程度まで解析されているのかは別のお話です)
それでも、「amazon.co.jp」で情報を入手して興味を持っても、
「amazon.co.jp」以外の場(オンライン、リアル)で購入したケースまでは、
把握できませんけどね。(こういうときに、アンケートが重要になります)
で、ECサイトやリアルショップでの「レコメンド」によって、
ユーザーが商品を購入するケースは、言うまでもなく、
「行動」 の結果です。
一方、アンケートでは行動結果を聞くケースもあるものの、
あくまでも、「こう思っている」 という結果です。
「大好きなアーティストと同テーストのアーティストを好きになる場合が多い」
との調査で、「そう思う」が1割だったとしても、
実購買での「レコメンド」では決して「効果が薄い」ということにはなりません。
それに「まあそう思う」と併せれば半数強なんですから、確率も高くなります。
また個人的な考えなんですけど、
昔流行った紋切り型の「One to One マーケティング」のように、
「井上様にピッタリの○○がございます」
なんてメッセージを受け取ると、それだけで気持ち悪いこと極まりなかったんですけど、
「amazon.co.jp」のように客観的な他人の購入履歴のほうが、
素直に受け止めやいと感じるのは私だけでしょうか?
アンケートの結果とは、
客観的な「ユーザーの行動」の反映ではなく、
あくまでも、「ユーザーがこう答えた」 という結果です。
ユーザーの考えていること=データと、実際の購買履歴のデータ。
消費者の嗜好・行動とは、多角的な視点から捉えていくべきで、
その上で仮説・検証を繰り返し、
実際の施策へと落とし込んでいくことが理想であるのは言うまでもありません。
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お読み頂き有難うございます。
(↓)クリックの程、宜しくお願い申し上げます。
いつの間にか11月も中旬、立冬も越えましたね。
本日、私は今シーズン初めてセーターを着ました。
昨日まで部屋ではTシャツ1枚だったのですが(^_^;)。
(南向きの2階の部屋なので、晴れれば冬でも暖かいのです)
何気に風邪も流行ってますね。
mixiの友人たちの日記タイトルを見ると、「風邪ひいた!」の何と多いことか!
悪いんですけど、そういう日記って読みたくはないので、私は見ません。
(I'm sorry, ヒゲソーリー。。。)
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さて、最近は、私が制作し現在も販売中の音楽関連マーケティング・レポートがらみのお話でしたが、今回はユーザーアンケートの結果について、当たり前のことを書きたいと思います。
「マーケティングの主戦場はユーザーの頭の中にある」
というポリシーの私なんですが、
データの重要さを認識しつつも、
「データはデータでしかない」という相反するような認識も持っております。
今回も前回、ご紹介した『2004年 年間注目アーティスト好感度調査』のお話の続きです。
「おまけのおまけ」ですね。
アーティスト選考(総論)、「リスナーの嗜好パターン」の23項目なんですが、
5番目に「大好きなアーティストと同じようなテイストのアーティストが出てき場合、好きになることが多い」という項目があります。
◆大好きなアーティストと同じようなテイストのアーティストが出てき場合、好きになることが多い
(右側のグラフ)
「そう思う」10.9%
「まあそう思う」44.1%
「あまりそう思わない」37.6%
「そう思わない」7.4%
「そう思う」は1割、「まあそう思う」を合算しても55%です。
実際、自分が大好きなアーティストと似ているといっても、
微妙な違いが許せず、好きにならないどころか嫌いになる、
といった「天邪鬼派」もいるでしょう。(私にも経験あります)
「二番煎じ」も嫌われることが多い。
また、供給側の「ブーム創出という下心」がミエミエな場合、
(例えば「サーフミュージック」とか・・・)
ポピュラリティ(大衆性)のある同テーストのアーティストが売り出されると、
嫌悪感を露わにするコア層(マニア)の方も少なくはないでしょう。
ユーザーとは、ミエミエの「マーケティング政策」には反発しがちなんです。
どんな商品カテゴリーでも。
そう考えると、この設問での「そう思う」との回答が1割であることは妥当かと思います。
では、ECサイトや店頭コーナーなどでの「レコメンド」は効果が薄いの?
と問われれば、そうとも言えないのが現実ではないかと思います。
皆さんがよくご存知の「amazon.co.jp」なんですけど、
「この商品を買った人はこんな商品も買っています」
「あわせて買いたい」
というレコメンドがありますよね。
個々のユーザーの商品への関与度・知識・造詣の深さによっては、
たまに「ウザい!」と思うことがあっても、結構、有効ではないかというのが私の仮説です。
勿論、即購入に結びつかなくてもです。
(「AIDMA」や「AISAS」の「ATTENTION」と「INTEREST」だけでも)
実際、「amazon.co.jp」さんには、販売データがあるんでしょうけど。
(データをどの程度まで解析されているのかは別のお話です)
それでも、「amazon.co.jp」で情報を入手して興味を持っても、
「amazon.co.jp」以外の場(オンライン、リアル)で購入したケースまでは、
把握できませんけどね。(こういうときに、アンケートが重要になります)
で、ECサイトやリアルショップでの「レコメンド」によって、
ユーザーが商品を購入するケースは、言うまでもなく、
「行動」 の結果です。
一方、アンケートでは行動結果を聞くケースもあるものの、
あくまでも、「こう思っている」 という結果です。
「大好きなアーティストと同テーストのアーティストを好きになる場合が多い」
との調査で、「そう思う」が1割だったとしても、
実購買での「レコメンド」では決して「効果が薄い」ということにはなりません。
それに「まあそう思う」と併せれば半数強なんですから、確率も高くなります。
また個人的な考えなんですけど、
昔流行った紋切り型の「One to One マーケティング」のように、
「井上様にピッタリの○○がございます」
なんてメッセージを受け取ると、それだけで気持ち悪いこと極まりなかったんですけど、
「amazon.co.jp」のように客観的な他人の購入履歴のほうが、
素直に受け止めやいと感じるのは私だけでしょうか?
アンケートの結果とは、
客観的な「ユーザーの行動」の反映ではなく、
あくまでも、「ユーザーがこう答えた」 という結果です。
ユーザーの考えていること=データと、実際の購買履歴のデータ。
消費者の嗜好・行動とは、多角的な視点から捉えていくべきで、
その上で仮説・検証を繰り返し、
実際の施策へと落とし込んでいくことが理想であるのは言うまでもありません。
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