異邦人たちのパリ、
藤田嗣治、カンディンスキーの絵を見れただけ、行った甲斐ありました。
絵画の冒頭「カフェにて」を目の前にしたら、そこから動けなくなります。
色がついているのに、モノトーン、
その絵が物語りはじめるのです。
黒衣をまとっている女、でも胸が透けているから玄人っぽい、
頬杖し憂愁をたたえた表情、目は焦点があってない、
意味ありげな手紙と白い便箋、机に置かれたペン、
ひとりワインを飲んでいたのか、
女の背の向こうに、シルクハットの紳士とウェター、窓の向こうに同じようなカフェの建物、
この映画の1シーンを切り取ったようなリアルな絵が、どうして私たちの心を打つのでしょう。
藤田の「陶器のような、乳白色の肌」、それだけではない、
パリの街の憂愁そのもの、そうかもしれない、
画家の人生そのものが存在する、きっとそれら全部なのでしょう。
昨年藤田嗣治展があったようですね。
07/03/12
藤田嗣治、カンディンスキーの絵を見れただけ、行った甲斐ありました。
絵画の冒頭「カフェにて」を目の前にしたら、そこから動けなくなります。
色がついているのに、モノトーン、
その絵が物語りはじめるのです。
黒衣をまとっている女、でも胸が透けているから玄人っぽい、
頬杖し憂愁をたたえた表情、目は焦点があってない、
意味ありげな手紙と白い便箋、机に置かれたペン、
ひとりワインを飲んでいたのか、
女の背の向こうに、シルクハットの紳士とウェター、窓の向こうに同じようなカフェの建物、
この映画の1シーンを切り取ったようなリアルな絵が、どうして私たちの心を打つのでしょう。
藤田の「陶器のような、乳白色の肌」、それだけではない、
パリの街の憂愁そのもの、そうかもしれない、
画家の人生そのものが存在する、きっとそれら全部なのでしょう。
昨年藤田嗣治展があったようですね。
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