紫苑の部屋      

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鏡のなかの鏡―エストニアの作曲家ペルト

2014-11-15 23:09:40 | 四季の折々
鏡のなかの鏡、という不思議な音楽の世界をご存知でしょうか、
ラジオドラマの中で使われ、
ドラマのなかの、哀しみとそこを超える一筋の光明を
この音楽が包み込むように、奏でられていたのです。
胸がいっぱいになってしまう、
そういう音楽にめぐり会ったことに
限りなく感謝したい気持ちです。

チェロとピアノのものが好きです。
Arvo Part / Spiegel Im Spiegel

作曲家ペルトのことばがあります。

私の音楽は
あらゆる色を含む白色光に喩えることができよう
プリズムのみがその光を分光し
多彩な色を現出させることができる
聞き手の精神が、このプリズムになれるかもしれない


ペルトは今年「高松宮殿下記念世界文化賞」音楽部門を受賞したようです。

鏡の中の鏡の流れたドラマ

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