岩波ホールは45周年ということで、25年前大変評判をとったこの映画をリメイクプリントで公開したものですが、
奇しくも創立者の高野悦子さんが亡くなられた折でもあり、
例のごとく大変な混雑が続いていたのですが、
3月中旬になると、ふつうに混雑ということで、
1時間前で十分入れました。
さて、91歳の往年の女優、公開当時ということですが、
リリアン・ギッシュ、がやはりとっても素敵なおばあちゃん、でした。
年をとってもおしゃれをして、部屋を飾って殿方とお茶をして、独り言でもルンルンしていて、
怒って、と喜怒哀楽がとてもチャーミング、
そんな年の取りかた、したいものだと、思ったのでした。
ただ、25年前の当時は、往年の女優陣、男優ということで、
観客は昔の面影を追う、それだけで、愉しみだったのでしょうが、
そういわれでも、今はそういう見かたはしないので、ちょっと物足りなかったですね。
唯一お姉さん役の(このほうが年下の79歳)主演映画「何がジェーンに起ったか」だけ見てましたが…。
例えば、魅力的な女優のままでいるであろう、80歳になった吉永小百合を観るような、イメージ、
なのでしょうか。
それならわかるような気がします。
この日は久しぶりに会った映画フレンド、とこもごもの話をするしあわせ、
いい日でした。
2013/3/21於岩波ホール
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