卒業式の着付け

卒業式の着付のお手伝い、の栄に浴することができました。
袴の着付、
娘のとき以来のことです。

娘の時は、
学校近くのホテルに家族で一泊し、
早朝、娘の着付けと自分のとで、大忙しでした。
雨が降ってきたので、式が終わって、そそくさとホテルで着替え、
だったのでした。

今年は、着付の先生のご厚意で、
よそ様のお嬢様のよそおいをお手伝いしました。
最近は着付も大分変ってきていて、
衿足をかなり引くのをよく見かけますが、
わたしはどうも好きになれません。
髪型を邪魔しないように、ということなのでしょうか？
髪を長く垂らす場合、
髪が衿足にかからないように、逆にほとんど引かない、
と私は習いました。
そのほうが合理的で、すっきりときれいです。

また、衿合せもぐっと開けている子たちを見かけますが、
これも交叉が直角にしまっているほうが、
いいとこのお嬢様、になります。

いろいろな着物を選んでらっしゃるお嬢様たち、
なかでも、矢絣の着物、可愛くて好感がもてました。
卒業式でしか着れない、
昔の女学生になってみるのも面白い、
とおしゃっていましたが、
ほんとにそうですね。
わたしが、少し締めますよ、とか言いながら、終わって、
ハイ、できましたよ、というと、
一生懸命、やってくださってありがとうございます、
と言ってくれる、やさしいお嬢さん、
ひとさまの着付、で汗かいていたから、そう言ってくれたのだろうと思うのですが、
うれしかったなー

前の晩、会社帰りの娘にモデルになってもらって、
練習何回もやらせてもらった、甲斐がありました。