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み吉野の桜

2014-04-16 09:58:23 | 四季の折々
上千本から奥千本の途中、下千本と中千本を見降ろす↖



念願だった、吉野の桜、見てきました。
写真にすると、まさに絵のような全山桜、なのです。
義経の隠れ屋、もあるのですね。

西行の修行した庵室、
このようなところに本当に独り住まいしていたのでしょうか?
食糧、どうしていたのでしょうかしら。
下千本から2時間半、なんだか順路どおりにたどって行ったら、
崖っぷちを登り下りするはめになったせいでしょうか、
西行さんの強靭な精神を思いました。

平安末期にはもう吉野山に桜は咲いていたのでしょうか?
山桜だから自然に植わっていたものもあったのでしょうね。
桜を愛でた西行だから、ここを修行の地としたのでしょう。

追記
吉野の桜は自生のもの。その起源は奈良時代まで遡る、そうです。
ソメイヨシノは吉野の桜を接ぎ木(吉野から本当に江戸に持ってきたかどうかは不明らしい)して改良、量産したもののようです。
ソメイヨシノのように花見のために植えられたものではなく、
吉野山が山岳信仰として修業の山として崇められ、桜もご神木として大切に保護されてきた、
とのこと。
ただ、西行の時代まで下ると、桜の名所として人々に愛されるようになっていたのですね。

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