休館日の時間別の五月雨式特別展覧、
ちょっといい気分味わえる、と思いきや、
やっぱり人ヒト、でもまあ、そんなに並ばずに
「生々流転」をたっぷりながめてたどれていけるのは、
やっぱり幸運でしょうね。
ほかにも、「或る日の太平洋」
など、水墨画のダイナミックさ、がいいです。
とはいえ、極彩色の屏風絵、やっぱり期待どおり、いいわー。
夜桜(大倉集古館蔵)
紅葉(足立美術館蔵)
秋色(個人蔵)
いずれも六曲屏風一双、
これは実物で、本来の屏
風を立てて、見るからいいのですね。
主な作品(朝日新聞)
夜桜の、かがり火がちょうどよく桜を照らしている、
(平面で見ると邪魔です、不思議ね)
暗がりに沈む山の向こうの月が照らす空は、驚くほど青く澄んだ色です。
紅葉は、あまりに鮮やかな色彩で、目がくらむよう、
でも足立美術館で、お庭の風景と並べてみると、ちょうどいいらしいですよ。
(一緒に見た友人が言ってました)
背景の海のえがき方が面白かったですね。着物の図案のような文様風でした。
秋色は他の二つとは異なり、絹地に描かれた屏風、
槙に絡んだ大振りの蔦が、
右雙から左雙に画面を覆うように蔓をのばしているのに、
右端の槙も左端の鹿も邪魔せず、ちゃんと調和しておさまっているのね、
美しいバランスです。
絹地と金地が色彩の調和の妙を保っているのね、きっと。
隣りには,この絵が意識していた琳派、光琳の槇楓図屏風が並べてあるのもいい。
今回ボストン美術館から里帰りした「月夜の波図」
これがまたよかったですね。
初期の頃の作品なので、
「朦朧(もうろう)体」といわれた線をはっきりくっきりさせないでぼかした技法、のようですが、
シンプルだけに、ここちよい音楽が聞こえてくるような、
しばし夢ごこちにしてくれます。
そのまんま街にでれば、
ミッドタウンの公園にはライトアップの芝生(↑写真)
シンセサイザーの音楽とともに、
夢ごこちが続きましたわー!
2008/1/29 新国立美術館
余談ですが、夫人のためにデザインした着物、がまたすてき!
裾に南天、八掛け(裾の裏地)に実のある万年青(これがハッとするの)
ちょっといい気分味わえる、と思いきや、
やっぱり人ヒト、でもまあ、そんなに並ばずに
「生々流転」をたっぷりながめてたどれていけるのは、
やっぱり幸運でしょうね。
ほかにも、「或る日の太平洋」
など、水墨画のダイナミックさ、がいいです。
とはいえ、極彩色の屏風絵、やっぱり期待どおり、いいわー。
夜桜(大倉集古館蔵)
紅葉(足立美術館蔵)
秋色(個人蔵)
いずれも六曲屏風一双、
これは実物で、本来の屏
風を立てて、見るからいいのですね。
主な作品(朝日新聞)
夜桜の、かがり火がちょうどよく桜を照らしている、
(平面で見ると邪魔です、不思議ね)
暗がりに沈む山の向こうの月が照らす空は、驚くほど青く澄んだ色です。
紅葉は、あまりに鮮やかな色彩で、目がくらむよう、
でも足立美術館で、お庭の風景と並べてみると、ちょうどいいらしいですよ。
(一緒に見た友人が言ってました)
背景の海のえがき方が面白かったですね。着物の図案のような文様風でした。
秋色は他の二つとは異なり、絹地に描かれた屏風、
槙に絡んだ大振りの蔦が、
右雙から左雙に画面を覆うように蔓をのばしているのに、
右端の槙も左端の鹿も邪魔せず、ちゃんと調和しておさまっているのね、
美しいバランスです。
絹地と金地が色彩の調和の妙を保っているのね、きっと。
隣りには,この絵が意識していた琳派、光琳の槇楓図屏風が並べてあるのもいい。
今回ボストン美術館から里帰りした「月夜の波図」
これがまたよかったですね。
初期の頃の作品なので、
「朦朧(もうろう)体」といわれた線をはっきりくっきりさせないでぼかした技法、のようですが、
シンプルだけに、ここちよい音楽が聞こえてくるような、
しばし夢ごこちにしてくれます。
そのまんま街にでれば、
ミッドタウンの公園にはライトアップの芝生(↑写真)
シンセサイザーの音楽とともに、
夢ごこちが続きましたわー!
2008/1/29 新国立美術館
余談ですが、夫人のためにデザインした着物、がまたすてき!
裾に南天、八掛け(裾の裏地)に実のある万年青(これがハッとするの)
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