紫桜ブログ

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実の生る木

2015年06月21日 22時16分50秒 | 日記
私の生家は百姓床で三方が自宅の畑に囲まれ、色んな
果樹が植えてあります。

子供の頃、父と祖母の会話で「実のなる木を敷地内に植えては
いけない」という、傍で聞いていた私は、「子供が大人の話に
口を挟んではいけない」という祖母の教えに質問することもできず、
長年にわたり「何故、実のなる木を屋敷内に植えてはいけないのか?」
疑問に感じていました。



長年勤務していた木材市場の上司に尋ねると、「実の生る木は
花粉が飛ぶので身近に植えてはいけない」と言う。

ある時、出版社を経営していた友人に尋ねたところ、実の生る木は
植えてから「実が生るまでに長い年月がかかるので、植えた本人が
それまでに亡くなると思いがその土地に残るので植えない方がよい」
ということでした。

どちらの話もうなずけます。“たわわに実っている果樹”を見るたびに
我が家も植えてみたいと心がうずきますが、自分の亡き後に管理する
子供らのことを思うと行動することができません。


灯篭につる性の植物が巻き付いています。