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いいねー!
そういえばこの作者の近未来物、しばらく読んでいなかった。
ほんと、いいねー。
6話の連作になっている。
最終話のラスト、
苦難の旅の末に恋人に再会した男を見下ろす、バイオ化した彼女、
再会は永遠の別れでもあるし、また新たな始まりでもある。
風が吹いて、すべてを吹き飛ばす。
世界が終わって、始まる。
スティーブン・キング『ニードフルシングス』のラストみたいだわ。
その中の一編「案山子」は
映画『ターミネーター2』をちょっと思い出す。
天空の城ラピュタのロボットが好きな人なら、
きっとこのお話は好きだろうな。
そういう方には、この本はお勧めです。
ね、いい雰囲気でしょ?、この表紙だけでも。
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