5月に2巻目が出ていたんだけど、気がつきませんでした。
さっき買い物のついでに本屋さんを覗いてみて、
ああ、『20世紀少年』はこんなにたくさんあるんだな、
まだ10巻しか読んでいないや
とか
ダ・ヴィンチ連載の『テレプシコーラ』、早く次号が読みたくてうずうず、
とか
適当に流して帰ろうと思ったら、ありました。
これは摩訶不思議な、それで妙にリアルな、農村の人間模様。
というか、農村という別世界に飛び込んだ若い男の話。
ブラックユーモアに満ちていて、しかも行政のおかしさ、とか
都会と田舎というよくありがちなギャップのさらに裏とか。
お金を使わないで暮らしたい、でもお金に動かされている、
そんな私には、この質素で不器用な生活はいっそ痛快であります。
(しかし、お金アレルギーで触れないって、深刻に爆笑しますね)
ま、とにかく言葉ではなかなか説明しにくい、面白さです。
なんせ、80年代に“突然怒涛のごとく”現れて去っていった
いがらしみきお、ですから。
自分にご褒美、ってよく聞くけど
自分に罰っていうのもあるのかしら。
そもそも褒美って上から下へ賜わるもんだよね。
私は、そんなガラじゃないから、なじまないね。
なんだか賞品も報酬も出ないみたいだけど、一向に構わないの。
だって発想を変えてみたら、
貰わなくても、既に持っているのかもしれないから。
でもね、欲しいものはある。
それは、私がこれから生きるのに必要なもの。
とっても必要あもの。
自分に罰っていうのもあるのかしら。
そもそも褒美って上から下へ賜わるもんだよね。
私は、そんなガラじゃないから、なじまないね。
なんだか賞品も報酬も出ないみたいだけど、一向に構わないの。
だって発想を変えてみたら、
貰わなくても、既に持っているのかもしれないから。
でもね、欲しいものはある。
それは、私がこれから生きるのに必要なもの。
とっても必要あもの。
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いいねー!
そういえばこの作者の近未来物、しばらく読んでいなかった。
ほんと、いいねー。
6話の連作になっている。
最終話のラスト、
苦難の旅の末に恋人に再会した男を見下ろす、バイオ化した彼女、
再会は永遠の別れでもあるし、また新たな始まりでもある。
風が吹いて、すべてを吹き飛ばす。
世界が終わって、始まる。
スティーブン・キング『ニードフルシングス』のラストみたいだわ。
その中の一編「案山子」は
映画『ターミネーター2』をちょっと思い出す。
天空の城ラピュタのロボットが好きな人なら、
きっとこのお話は好きだろうな。
そういう方には、この本はお勧めです。
ね、いい雰囲気でしょ?、この表紙だけでも。
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