こんにちは
研修生が入職してから、約1ヶ月が経ちました。
この1ヶ月は、社会人としての基本的な知識やマナー・建設業に関わる実習・
特別教育等の資格取得講習の受講等、多くの研修を経験しました。
今回は、研修生から提出してもらった技能実技実習の報告書にある
「体験した職種の内容を一般の若者たちに伝えよう」という報告課題の内容を一部ご紹介致します。
尚、建設業に関わる実習のみのご紹介となります。
研修生の声をそのまま載せていますので、ご覧ください。
器工具手道具実習(3日間)
○貴方が思っているより大工のイメージは怖いものでも、
ましてや親方に怒鳴られたり叩かれたりはされません。
むしろ怖いイメージより優しいイメージでした。
私は研修中に1度、カンナを使う前に刃を研いでる途中に
手を切ってしまった時は怒られずにむしろ心配してくださっていただきました。
親方のイメージは怖いって思われがちですが、そのイメージとは逆でした。
もし若い内に大工に興味のある方はぜひ受けて欲しいです。
○人を選ぶ仕事だとは思いますが、ものづくりが好きなら楽しいと思います。
○器工具手道具は木工細工から大工まで、木材を使う
幅広い職業の基礎になる、とても初歩的ですが奥の深い分野です。
安定して高効率の作業が可能になる電動工具には敵わない点
も多いですが、細かい作業、狭い場所での作業ではまだ使われて
いますし、自分の技術の進歩がある程度わかり易い、
仕上がりに表れ易いので、楽しみを見つけ易い職種になると思います。
○大工仕事は大胆なだけでなく、繊細な作業が多くあり、
高い技術力を要します。例えば、同じ工具でも用途に応じて
多種多様な形状のものがあり、経験に基づき使用しています。
実際に工具を使用してみると、その一つ一つに様々な知恵と
工夫が感じられます。とても奥が深いやりがいのある職業だと思います。
○学生時代には経験しない道具の研ぎ方から学び、道具の大切さを
教わり、大工仕事の大変さ重要さを理解することが出来ました。
道具を使用した課題は初心者には少し大変な作業ですが、
決して無理なものではなく、道具に不慣れな人ほど、達成感があります。
○今回初めての研修ということで、これからの実習で使用するであろう
道具(主に大工道具)の紹介がありました。
皆さんがよく知るノコギリから鉋(かんな)、ノミ、砥石と言った道具の取り扱いや
手入れの仕方について学びました。研修を終えてから感じたのは、
実際にやるのと見るのとでは、想像以上に感じ方が違うということです。
それは当たり前だと言う人もいるでしょう。
最近ではノコギリや鉋を触った事がない人は少ないと思います。
小・中学校のいずれかで触る機会があったと思います。
しかし、ノミや刃を研ぐ作業を実際に体験すると、これまで自分が経験したこと
のない感覚がそこにはありました。その感覚は人それぞれですが今回の研修
においてマイナス思考で終える人は誰一人としていませんでした。
今現在何をすればいいか悩んでいる人は、1度今回のような物に挑戦してみるのも良いと思います。
○私は器工具手道具の体験を通して、道具の使い方や手入れの仕方など
良い物づくりをするための基本を学ぶことができました。
基本が大事というのは、物を作る仕事に限らず、他の職種やまた
これから社会人になる方は特に大事だと思います。
なぜなら良い物作りや良い仕事をするためにはその基礎となる
土台がしっかりしていないと自分がミスをしていることに気づかなかったり、
物事を筋道立てて考えることができないからです。
私はこの体験を通して改めて基本にかえることができる良い機会になりました。
器工具手道具実習についての感想の紹介は以上になります。
次回は内装実習についての感想を紹介致します。
また、研修生は来週から小型移動式クレーン運転技能講習を受講します。
研修の様子も随時掲載していきますので、皆様ご覧ください。
尚、ツイッターでは研修生自身が研修の様子を掲載しています。
それでは、このへんで