こんにちは
前回に引き続き、研修生から提出してもらった技能実技実習の報告書にある
「体験した職種の内容を一般の若者たちに伝えよう」という報告課題の内容を一部ご紹介致します。
尚、建設業に関わる実習のみのご紹介となります。
研修生の声をそのまま載せていますので、ご覧ください。
塗装実習(4日間)
○塗装業のイメージって汚いイメージが強いと思います。
実際汚いと言うが汚れる又は汚れてしまうと言った方が正しい気がします。
実際に自分も体験してみるといつのまにか汚れてました。
多分ですがローラーを使って色を塗る時にどうしても塗料が飛び散ってしまうので
これは仕方ないと思うほかありません。どの職種でも何かかしらで汚れてしまいます。
○ただ塗るだけだと思ったら痛い目にあいます。色々細かい作業も多いです。
他の場所に付かないように丁寧にマスキングテープなどでガードしたり、
ガードしてても付いたりするので綺麗にしたりと大変です。ただ塗ってるときは楽しいですよ。
○組み終えた家具や建物等に多様な塗料を使って塗装を行い、仕上げを行う業種です。
表側の最も人の目に付き易い部分の担当であり、仕事の質が見え易い全く気の抜けない、
少なくとも素人では気の抜き処が分からない職種でもあります。
以前は有害な溶剤を多く扱っていたイメージがありましたが、今は塗料も多様化し、
水溶液等無害で扱い易い塗料も増えているので作業のし易い職種になってきている様に思います。
○構造物の内装や外装を塗装することが、塗装職人の仕事ですが、塗装する対象によって
塗料や塗装方法を変える必要があるため、最初は難しく感じるかもしれません。
また、表に見える部分を施工するため、緻密な作業が得意な方が向いていると思います。
(塗料はかなり独特な匂いがしますので、匂いに敏感な方は厳しいかもしれません…)
○建設関係の職種の中で最も仕事を依頼されたお客さんに仕事をする前と後の違いを
感じてもらえ喜んでもらえる職種だと思います。
マスキングは養生テープを細かい所を隙間なく貼らなければならないので多少ストレスが
ありますが大事な作業です。その後は刷毛で細かい所を塗った後は
ローラーで一気に塗っていくのでスッキリします。
○今月最後の実習は、「塗装」を行い、2階の壁を全てと1階の更衣室1室及び建具実習の際
製作したハンガーラック付きの棚の塗装を行いました。
実習の期間は4日間でしたが全体通してメリハリが激しいと自分は感じました。
最初はマスキングという壁の塗装部分以外の汚れ防止のためのテープ貼りを行い、
この作業が甘いとその後の掃除で大変な目にあいます。
この作業を終えると壁を塗装していきますがローラーや筆の使い方によって服が
大変汚れてしまうので注意しましょう。また、塗った後かわくまでの時間はある程度の
片づけや整理がありますが総じて休憩が長いので空いた時間の使い方は人それぞれになります。
この作業(塗装)をもう一度行えば完成です。
この実習を通じて感じたのは、他の実習よりもセンスがいらなく、慣れと経験が増すほど
上手くなるものと感じました。塗装に興味がある方は1度挑戦してみてはどうでしょうか。
○私が今回体験した塗装実習では、まず壁の縁にマスキングテープを貼って他の場所に
塗料が付かない様にしてから、はけで塗装する部分の縁に塗料を塗っていき、
縁が塗り終わってから、ローラーで壁全体を塗っていく作業が主でした。
素人目には、ただ壁にローラーなどの道具で塗料を塗っているだけの様に感じますが、
道具の使い方やその壁に適した塗料の種類など細かい技術や知識がたくさんあることを
教えて頂きました。一つのことを極めたい人には、向いている職業の様に感じました。
塗装実習についての感想の紹介は以上になります。
研修の様子も随時掲載していきますので、皆様ご覧ください。
それでは、このへんで