気付いてる…
そう、思い返してるうちに思い当たる三毛猫。
直感みたいなものだから根拠はまるで無い。
しかし三毛猫は不意にそんな気分になったのだ。
まぁ、それはそれで良いか。別に。
と、三毛猫はあっさり自己完結すると違う事に思考を向ける。
自己完結して違和感を覚えたのだ。
違う!何故、自己完結してしまうくらい自然にストンと落ちてんだ!?
其処から三毛猫、果てしない思考の旅に出る。
割と長時間。
『何故、今迄、誰にも許しきれなかった事柄をさもあらん。と、ばかりに自己完結してる?
そもそも白狐に関しては毎度毎度、同じ様な轍を踏んでる様な気がするのは僕(やつがれ)だけか?
いや、気の所為じゃない。
かと云って気の迷いから起きてる事象では決してない。
と、すれば…』
ああでもない、こうでもない。
ぶつぶつ心の中で思考に耽り声をもらす三毛猫。
推論と仮説を組み立てつつ、大凡、有り得ない状態に陥ってる。
と、云う事実から目を背けつつ答えを探す。
いや、まぁ、探すまでもなく答えは明らかなのだけど…
三毛猫は気付かないフリをしたいお年頃なのだ。
しかし、残念乍ら結局の所はその答えに征き着くのだ。
白狐の手により。。。
白狐に文(LINE)で問い掛けた後、直ぐに逢った際に三毛猫は結局、自ら話題を振り答えに辿り着く。
白狐の返しにより。
「あれ?何でそんな話題になったんだっけ?」
「は?自分で言っておいて忘れてるって何!?」
「ごめん、ごめん。で、何でだっけ?」
「それは…」
はい。この遣り取り。
計算済みなのか…
天然なのか…
まるで皆目検討(50:50だろうけど)が付かない。
こう云う白狐の軽くも三毛猫を慮り重い空気にしない。
この部分に三毛猫は正直、救われている。
良くも悪くも考え過ぎる三毛猫には白狐のこう云う反応や言葉は考えてるのが莫迦莫迦しくなってきたと、笑い飛ばせるくらいにモヤモヤと思考していた何かを払い気持ちを軽くしてくれるのだ。
これは白狐だから出来る事なのだろう。
そんな風に感じてしまえばこれが自己完結してしまえる答えである。と、三毛猫も流石に意識せざるを得ないのである。
本当、いつもいつも救われてるなぁ。
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