花菖蒲

日常やら何やらかんやら気儘に綴ります。気儘に。

平行線

2019-02-13 17:35:56 | やつがれシリーズ~心を捜して~
決して交わる事は無い。
そんなもの、この30年で厭と云う程に感じた。
けれど…此処まで明確にそれを感じ、断言したのは初めてだろう。
祖父の四十九日つまりは満中陰の御勤めをする為に帰省した。
日曜、月曜、火曜…この3日で深まったのは溝だった…
溝が埋まるのを期待した訳じゃなかった。
只、普通に親子みたいな会話をしてみたかった。
お互いに歳を重ねた今だから出来る。
そんな会話をしてみたかった。
そんな淡い望みを抱いていた。
けれどもあまりにも違い過ぎた。
やつがれと親親戚では矢張り、まるで歳を重ね得たものも価値観も離れ過ぎていた。
その違いと離れた価値観が齎したものはあまりにも対極でやつがれの身には余る。
本音を出すのを辞めた。出すだけで莫迦々しいとさえ思ってしまった。
説明した所で理解など不可能だろう。
そう、悟ってしまった。
そして矢張り物事の捉え方や視野は狭い。
こんな事さえも分からないのか。
と、呆れ果てる程に。
だから、もう、やつがれは求めない。
あの地を何も起きない状態で気軽に踏む事は無いだろう。
否、踏む気もない。
決してやつがれと親親戚の溝は埋まらない、価値観や視野が広がる事も無い。
平行線。
交わる事など無いのだろう。
一生。

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