新そば

一燈の３種類の蕎麦粉の中で「抜き」に使用する蕎麦粉が昨日から新そばになった。コネに入ってみるとそれだけで今までの粉とはだいぶ違う。

何が違うか？色が違う。生地の張りが違う。それだけでは表現できない何かが違う。茹でてみてもまず、色が違う。緑がかっているが、それだけで表現できない色つやなのである。盛りつけに入っても、張りがあり、ピンとしている感がある。

食してみても、さすが新そばだと、嬉しくなる。お客さんも店に入ってくれた時の表情とだいぶ違い、嬉しそう帰って行かれる。

やはりこの時期、新そばはイイものだ。

お好きにどうぞ

一燈の口開けのお客さんは、牛すじ丼であった。「蕎麦屋だから蕎麦食べて下さいよ。」なんて云っていられない。どんなお客さんであろうと、来て頂けるだけで感謝である。

又、お一人でお見えになったお客さんは「からし蕎麦ありますか？」と云われたそうだ。よく解らないので「一燈ではやってません」と答えたそうである。「玄」のお蕎麦を注文されお届けすると、厨房へやってきて「七味を下さい」とのこと。あー、そうだったのか？でも、ほのかな香りや、優しい味わいのお蕎麦にチョット如何なものかなァ。

又、一人の男性が、女性３人様とご来店になった。そして、女性方は「一燈そば」をご注文された。少しすると「お酢を下さい」とのこと。中国の女性の皆さんであったが、お酢を要求されたのは初めてであった。

いろんな方々が見えた１日であった。人それぞれ、「お好きにどうぞ」すべて、受け入れる。

お釈迦様もびっくり？

昨日親戚での葬儀があり、一燈は臨時休業とした。何人もの問い合わせの電話が入りお客さんには申し訳ないことをした。

その葬儀、お通夜の枕経から、出棺のお経、本葬でのお経を聞きビックリした。般若心経をお唱えしたり、法華経方便品をお唱えしたり、極めつけはお念仏を唱えた。

あれ、俺の浅はかな知識では念仏は浄土宗で唱えるものだと思っていたので、親戚の人に「このお坊さんの宗派は何という宗派かネ」と聞いてみると「天台宗」とのことであった。

可笑しいなァ、天台宗の開祖は天台大師で依経は法華経だよ。日本に於ける天台宗の正師は最澄で円教である法華経がお釈迦様の説いた教えの中で最高の教えと云っているのだがなァ。

みんな疑問に思わないのかなァ。何でもかんでも有り難いと五目飯のように混ぜ合わせるのは如何なものかと思った。正しい教えとは、一つで、「一に止まると書いて「正」とするのだが。

６８歳が何だ

最近畑仕事をチョットやっただけでフーフーする。ビーバーでの草刈りがきつい。ゴルフでの飛距離が落ちてきた。車の運転が下手になり、感覚が落ちてきた。食事の量が減ってきた。物忘れが多くなってきた。

数え上げればきりがないくらい歳を感じてしまうことが多い。

しかし、歳を重ねて嬉しいこともいっぱいある。見えなかったものがだいぶ見えるようになってきた。目が良くなったからではないよ。いっぱい失敗したからネ。

人をだいぶ許せるようになった。自分の愚かさが少しだけ解ってきたから。

言葉をだいぶ選んで使うようになってきた。以前は激しい、不用意な言葉で人を何人傷つけてきたことだろう。特に女房をネ。気を付けよう。そして良い歳を重ねていきたいものだ。

里芋採れた

明日の朝はだいぶ冷え込むとの天気予報だったので、今朝、ソバ打ちが終わってから里芋を掘った。茎を根本から鎌で切り落とし、シャベルを使って掘り起こしていった。

みんなの情報によると今年は雨が降らず里芋の出来は良くないとのことで心配していた。一株掘り起こしてその心配は杞憂に終わってホッとした。

なかなかシッカリしたカブに形の良い里芋がいっぱい連なっていた。
さあ、明日の朝のみそ汁が楽しみだ。それと、挽肉と一緒にした煮物も好きだ。

今年の我が家の畑からは結構な野菜の収穫があった。ジャガイモ、トマト、ミニトマト、ゴーヤウリ、きゅうり、それに今回収穫した里芋とそれぞれにまずまずの出来であった。

そうだ、忘れてならないのはいつも失敗ばかりするオクラも良かったのだ。元肥、追肥消石灰等をやったのがよかったのかな？でも、ボッチャンカボチャは失敗した。大失敗だ。一つも採れなかった。ツルをブドウ棚にそって延ばそうとしたのがいけなかった。あれは地に沿って這わせておけばそれでいいのだ。馬鹿だねえ。