不動不寂にはほど遠い

朝早くから蕎麦を４玉打ち、ホッとする間もなくお客さんが入ってくれた。それからバタバタ、バタバタ今、片付けが終わってホッとしたところだ。

身体は疲れたが充実感はある。暇な時より余程イイ。思うような対応が出来ずカリカリする時もあり、チョットした言葉に苛ついてしまうこともあるが、これはしょうがないことだ。不動不寂の境地にはほど遠いが、俗世間の中で生きて行くには当たり前である。

先日、家の飼い猫の「くろ」が交通事故に遭った。飼い主である娘の車に轢かれたのである。幸い脱臼程度で済んだが、家の中は結構な大騒ぎであった。

みんな心根の優しい連中であったので「くろ」も不幸中の幸いであったと思うよ。今日で入院二日目、早く元気で帰ってきてほしいと俺も思っている。

普段は「デブ」「のそ」等と云っている俺だが居なくなってみると、それなりに寂しいものである。