20210408卯月稽古①の花

2021-04-11 11:11:18 | 

2021年4月7日(水)

先日都県境を越えてお持ち頂いた椿の固い蕾が

そぉうと水替えしていたらふくらんできました。

今週はこれでいこう!

 

2021年4月8日(木) 

ぽろりと落ちてしまいました。

 

宗旦の落ちた椿の逸話を真似して

竹花に入れ蕾を下に置いてみる。

 

宗旦翁と親しいお寺の住職が椿を小僧さんに持って行かせたところ

途中で花が落ちてしまいました。

小僧さんどうしてよいか分らず焦ったでしょうね。

覚悟を決めて今日庵へ行き事の次第をお話しました。

 

宗旦は床の中釘に竹花入を掛けて枝をいれ、

落ちた花をその下に置きました。

小僧さんにお薄一服をふるまわれました。

 

その竹花入は利休作の「園城寺」

園城寺(大津の三井寺)の鐘は割れあり、

その竹花入も正面に割れがあるので

園城寺と銘がつけられました。

 

うちはマンション居室境の壁が床で中釘は打てません。

うちの竹花入は後ろに割れで侘び風情がありません。

落ちた事情が違うし、真似は止めましょう。

 

外に行く時間が無い。

黒竹の鉢に勝手に咲いていた

立浪草(タツナミソウ) を 白釉花入に

 

2021年4月9日(金) 

お菓子屋さんの帰りに椿を捜す

今年の花は何もかも早い。もう蕾はありません。

銭葵と大黄花方喰(オオキバナカタバミ)  琉球酒瓶に

これでは風炉の花ですね。

 

昨年4月は自粛で稽古場は閉じて、

デ稽古先は4月から風炉でした。

 

温暖化で初風炉も早まるのかしら。

 

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