昨日は中1と中2の国語の授業を担当しました。今年度はこれまで問題量をこなすこと、基礎的な知識を増やすことを中心に行ってきました。しかし、国語に限らず普段の授業や問題集などでは正解率が高いものの、いざ試験となると思ったほど得点が取り切れていない生徒がいました。原因の一つとして文章読解力が考えられたため、予定を早めて文章の要約トレーニングを行いました。
文章の要約トレーニングでは、事実や具体例などを省いて筆者の考えや主張に主眼を置いて短文にまとめる作業を行います。初めは時間がかかりますし、なかなか要点をつかみ切れないことが多いです。回数を重ね、解答例を参照するうちに徐々に徐々に上手に要点をつかめるようになります。要約に必要な時間も驚くほど短くなっていきます。
さて、昨日の授業では初めて要約トレーニングに取り組む生徒が多く、一人ずつ自分の要約を読ませたところ、いくつか問題点が見えてきました。特に気になったのが、主語や動作主を取り違えてしまうことがあることです。こうなると文章の意味が全く変わってきてしまいます。このあたりに注意をしながら次回の国語の授業でも要約トレーニングを引き続き行いたいと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます