最近、本やネットに、いわゆる「いい話」があふれている。私などは天の邪鬼な人間なもので、あまりに「いい話」が氾濫していることに、正直「もういい加減にしてくれ」と思うこともある。
それでも、そんな天の邪鬼な私でもやっぱり「いい話」に勇気づけられることはあるのだ。この話は、私は2年近く前にメルマガで知ったのだが、mixiでも見たことがあり、あちこちで引用されていることから、かなり有名なものらしい。あなたも、もしかしたら既にご存じかもしれない。
実はつい最近、電車に乗っている時になぜだか突然この話を思い出して、ちょっと泣きそうになってしまった。で、それならば、とここに引用しようと思った次第。メルマガによると、タイトルはFootprintというらしいが、出典は不明である。
ごく短い話なので音楽は不要かもしれないが、旅の話なので合わせるとしたらこんなのはどうだろう、とNHKスペシャル『街道をゆく』の富田勲によるOP(ちなみに、これはシリーズのプロローグ編に使われたOP)。
ある夜、私は夢を見た。
私は砂浜を1人で歩いていた。
小高い丘に来たところで立ち止まり、後ろを振り返った。
そこには、延々と刻まれた自分の足跡があった。
その足跡とともに人生のさまざまな場面が思い出された。
隣をみるとそこには神様が立っていた。
そして、足跡を良く見ると、2組の足跡があることに気付いた。
一つは自分の足跡、
もう一つは神様の足跡だった。
しかしよく見ると、ところどころ足跡は1組しかなかった。
そして、それは私の人生の中でもっとも辛く、苦しく、
悲しみのどん底にあった時期だった。
私は驚いて神様に尋ねた。
「私が辛く苦しいとき、
あなたを最も必要としていたとき、
どうしてあなたは私を見捨て
私と一緒に歩いてくれなかったのですか?」
すると、神様は悲しそうな顔をして、こう答えた。
「私はあなたを見捨てたのではありません。
私はいつもあなたと一緒でした。
あなたが試練に会って苦しんでいたとき、
1つの足跡しかないとき、
私はあなたを背負って歩いていたのです。
あなたは決して一人ぼっちになることは無いのです。」
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