日本各地の神社で毎年、年初(主に旧暦の)に行われる「粥占(かゆうら)」と呼ばれる神事がある。神社ごとにやり方は異なり、名称も「お粥試し」や「筒粥神事」などさまざまだが、米や五穀などで粥を炊き、その結果によってその年の吉凶を占う儀式である。その2021年の結果が、ある程度出揃ったようだ。
その粥占の結果の詳細はtocanaに掲載されているので、そちらを御覧いただきたい(ちなみにtocanaはオカルトや猟奇的事件などの専門ポータルサイトなので、あまりマジに取らないようにしてほしいし、そもそも占いなので当たるも八卦当たらぬも八卦である)。
tocanaの元記事は↓
https://tocana.jp/2021/01/post_197014_entry.html?fbclid=IwAR36O7jvcPFR84bs52xz-Q3YFMv0X8N_0v6W8_0GDNj0ZKnhiw5hfrzx0qo
さて、2020年は新型コロナに振り回された1年だったが、今年、下された神託はどのようなものだったのか?
全体としては、相変わらず自然災害には注意が必要なようだ。作物については、年の前半は悪いが後半は比較的よさそう。ただ問題なのは、 諏訪大社下社春宮で「三行り半」を意味する“最凶兆”の3分5厘が、4年連続で出たことだ。これはtocanaの元記事に詳しいが、過去に3分5厘が出た2011年には東日本大震災、2018年には大阪府北部地震、北海道胆振東部地震、2019年には台風15号、19号による豪雨被害など、そして2020年は新型コロナのパンデミックが起こっている。
もちろん、筒粥神事で3分5厘が出なかった年はそうしたことは全くなかった、というわけではないので、「3分5厘=凶兆」のような単純な図式で捉えるべきではないが、あまりいい兆候ではないことを覚悟しておくのはムダではないだろう。とはいえ神職からは、同じ3分5厘でも去年よりは幾分かマシ、という趣旨の総評が語られたということ。これは、V字回復は望めないものの、更に底が抜けるような事態は避けられるかも、ということか?
さて粥占による神託、当たるや否や。
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