少し前、ブログで「治療で音叉を使い始めた」という記事を書いたためだろう。松原次良(じろう)先生のセミナーに行ったら、松原先生から突然「これ来月まで貸すから。まぁ1カ月くらい、いろいろ研究してみたら」と、手提げ袋に入った、重くてガチャガチャと金属音を立てるものを手渡された。それが経絡音叉だ。
──ま、そんなワケで、何と1カ月の期限付きながら、経絡音叉を自由に使えることになった
。経絡音叉とは十二正経と任脈、督脈の計14経脈それぞれの持つ固有周波数に対応する14本の音叉から成る。アプライド・キネシオロジー(AK)から派生したアプライド・フィジオロジー(AP)などで使われるようだが、治効機序は音響波動療法と同じ。
体が病むということは、体のさまざまな部分が持つ固有周波数に乱れが生じるためと考え、正しい周波数を持った音を何らかの形で体に与えてやることで、乱れていた固有周波数を本来あるべき状態に戻す、というのが基本的な考え方。経絡音叉は、経絡の乱れを音叉の物理的な振動によって調整するのである。
と言っても、私は経絡音叉の正しい(?)使い方を知らない
。確か以前、松原先生のセミナーでは乳様突起に当てる、という話だったような気もするが、うろ覚えなので間違っているかもしれない。他にもカーンと鳴らして、それを体の前で振るとか、複数の音叉を打ち鳴らす、とかいう使い方があるらしい。が、私はもっぱら鳴らした音叉の根本をツボに当てる、という使い方を試している。これは全くの我流
だが、「経絡音叉」というくらいだから十分理にかなったやり方だと私自身は勝手に思っている。
このやり方では、音叉を当てるべきポイント(ツボ)と使用する音叉を全く独立に選ぶのが重要である。「胃経のツボだがら胃経の音叉」といった単純な図式は確かにあるものの、それが必ずしも成立しないケースも少なくない。ただ、不思議なことに「心経のツボに小腸経の音叉」とか「肺の問題を治療するのに、ツボは全然無関係な場所だが、使った音叉は脾経」のように、表裏関係(注1)や同名関係(注2)で説明できるケースが多いのは事実。
とは言え、そんな綺麗な関係では説明できないような奇妙な組み合わせになることもあり、要するに「音叉はこう使えば効く」という単純明快な原理はない、というのが結論と言えば結論(当然か
)。
(注1)心(しん)と小腸は、木(もく)-火(か)-土(ど)-金(こん)-水(すい)の五行の中の火のエレメントに属する。このように、同じエレメントに属する臓と腑は表裏関係にある、と言う。
(注2)例えば手の太陰肺経、足の太陰脾経の場合、同じ太陰という名を持つことから、肺経と脾経は同名経の関係にある、と言う。十二正経はそれぞれ1個の同名経を持っている。
ただ、いずれにしても、こういう形で経絡音叉を使う場合、
・どのツボ(複数)に対して
・どの音叉(複数)をどの順序で
使うかを精密に割り出すことさえできれば、音叉だけで相当なレベルの治療結果を出せるようだ。私はそれを筋反射テスト(筋肉反応テスト)を使ってマインドで聞くことでやっているが、今までのところ結構いい評価を得ている。あまり評判がいいので、このままだと「オイラも経絡音叉を買わなきゃならないのかな?」と思ってしまいそうだ(けど、多分買わない。高いから
)。
というワケで、次の松原セミナーがある前日の9/12(土)までの期間限定ですが、経絡音叉治療やってます。興味のある方はおいでませ、蒼穹堂治療室へ。
──ま、そんなワケで、何と1カ月の期限付きながら、経絡音叉を自由に使えることになった
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体が病むということは、体のさまざまな部分が持つ固有周波数に乱れが生じるためと考え、正しい周波数を持った音を何らかの形で体に与えてやることで、乱れていた固有周波数を本来あるべき状態に戻す、というのが基本的な考え方。経絡音叉は、経絡の乱れを音叉の物理的な振動によって調整するのである。
と言っても、私は経絡音叉の正しい(?)使い方を知らない
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このやり方では、音叉を当てるべきポイント(ツボ)と使用する音叉を全く独立に選ぶのが重要である。「胃経のツボだがら胃経の音叉」といった単純な図式は確かにあるものの、それが必ずしも成立しないケースも少なくない。ただ、不思議なことに「心経のツボに小腸経の音叉」とか「肺の問題を治療するのに、ツボは全然無関係な場所だが、使った音叉は脾経」のように、表裏関係(注1)や同名関係(注2)で説明できるケースが多いのは事実。
とは言え、そんな綺麗な関係では説明できないような奇妙な組み合わせになることもあり、要するに「音叉はこう使えば効く」という単純明快な原理はない、というのが結論と言えば結論(当然か
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ただ、いずれにしても、こういう形で経絡音叉を使う場合、
・どのツボ(複数)に対して
・どの音叉(複数)をどの順序で
使うかを精密に割り出すことさえできれば、音叉だけで相当なレベルの治療結果を出せるようだ。私はそれを筋反射テスト(筋肉反応テスト)を使ってマインドで聞くことでやっているが、今までのところ結構いい評価を得ている。あまり評判がいいので、このままだと「オイラも経絡音叉を買わなきゃならないのかな?」と思ってしまいそうだ(けど、多分買わない。高いから
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というワケで、次の松原セミナーがある前日の9/12(土)までの期間限定ですが、経絡音叉治療やってます。興味のある方はおいでませ、蒼穹堂治療室へ。
と書いたとたん、松原先生からメール。
>こんにちは。
>「気と気診」は、買わなくてもありますよ。
早ッ!
ありがとうございます。では次回のセミナーの時にでもお借りします。
>sokyudo先生が治療院の宣伝をしている!!!
いや~せっかくブログを書いているので、たまには商売っ気
お盆明けにはnanahoshi先生推薦の、小田一先生の『気と気診』を買って読んでみたいと思います。
凄い進化だ! 経絡音叉、凄い効果だ!
>要するに「音叉はこう使えば効く」という単純明快な原理はない
名言だ! でも解るのがキネシオの楽しさですね!
これだけ易しく説明してあるのですから、
治療家の学生の皆様、早くヒットさせて
まともな勉強をして下さい。
sokyudo先生
わかり易い説明の仕方、いつも参考になります。
有難う御座います。