ゴールデンウイークの初日、リフレッシュ整備を完了したSRを受け取るため、バイク工房 Green Teaさんに出向きました。
こちらのショップ、今や全国のSR乗りにとって名の知れた存在となっていて、腕の良い整備や豊富な専門知識を頼り、遠くは広島や名古屋からも京都南部にあるショップに訪れ、店主の明るくて丁寧な人柄に引き付けられた幅広い年齢のSR乗りが集まります。
さて、今回の点検の結果は問題はなし!例えると健康体とのこと。各部の整備調整、消耗パーツ交換やエンジンにフォークのオイル交換を行いました。安心感とSR本来の乗り味に加えた風味を楽しむため、京都南部と大津市の山間を抜けるルートで琵琶湖に向けて出発しました。
青空のもと、しばらくすると京都南部の茶の産地に差しかかって、きれいな畝をながめながら走行していると、それまで暖かい一日を予感させた太陽は不機嫌そうな雲に隠れてしまい一気に気温が低下、その後、山林箇所ではシールドに雨粒が…。「山の天気をなめるな~」って声は聞こえなかったけど、その雰囲気を味わいながら走行を続けて、下りに差しかかった頃には雨も上がり、琵琶湖の東側湖岸のコンビニに滑り込みました。温かい缶コーヒーを飲みながら見たものは、瀬田川と琵琶湖の境界とする看板。コーヒー片手に瀬田川と琵琶湖を行ったり来たり楽しませてもらいます。そうです、どっちに行っても見える景色は変わりませんけどね。
しかし、これは“責任の所在を明確にし、管轄する組織のための”看板にしか見えませんね~。
北側をながめると、比叡山が見えます。まるで冬の景色のようですね。その手前右に見える橋が琵琶湖の東西をつなぐ近江大橋。
今回、リフレッシュ整備のフロントフォークオーバーホールと併せて、次の2点をカスタマイズしました。一つめは、フロントシャフトを中空の軽量なモノに交換しました。画像は、坂本製作所さん(SR乗りの皆さんはご存じのとおり切削パーツで有名)の加工による製品で数量が限られてましたが、運よく入手できて取り付けました。そして次は、フロントのスプリングをWILBERS社のSR専用に生産されていた製品を取り付けました。この製品は純正や他社外品に比べ自由長がし少し長いのが特徴です。そして、フォークオイルは15#を入れ、メリハリのあるダンピングを狙いました。ノーマルスプリングと10#のこれまでの組み合わせと比べ、通常走行で3Cm程度沈み込みが少なくなっているようです。リアショックはすでに外品へ交換しています。今回のフロントに合わせてダンピングとプリロードを調整し様子を見ることにしました。
…帰宅しました。テレビは久しぶりの明るい話題を伝えています。ウィリアム王子の結婚式を祝うのに、焼酎はないよな~と、いま画像を見ながら思ってます。この日、ご近所にいただいたタケノコで作った料理を肴に、これもいただいたミツバで香りを付けたお湯を加えたそば焼酎を楽しみました。この組み合わせは絶妙です。画像パーツは、取り外した、純正のフロントシャフトです。前記の中空シャフトとならべた画像があるといいのですがないのですね~またの機会に。
さて、BAR SRでは、“飲んだら乗らない、乗るなら飲まない”を当然のことであり厳守するものとして開店しています。