難しい。
物理の素養の全く無い私には大変難しいSFだった。
正直良くわかってない(;´∀`)
雰囲気は幼年期の終わりに近しいのだけれど、著者が中国の方というだけあって、地球外生命体と接触する経緯や国体が非常に中国、といった感じであるし、とても面白かったのは接触した地球外生命もまた同様に非常に中国的な雰囲気を感じる思考回路であった。
なお著者の劉慈欣(Liú Cíxīn)氏は電力エンジニアを専門としており、華北電力大学を卒業、電力プラントでエンジニアとして働いていたそうな。彼の科学的知識とエンジニアリングの経験が、彼のSF作品にリアリティと深みを与えている、とのこと。
三体とは、作中で説明されるが、天体力学の『三体問題』に由来する。(詳細は物語のベースなので省く)
知識がない分、書かれている文の通りに生体が、生体の生存できない環境下に一気に放り出される状況を想像するのが、なんだかリアルでとても怖かった。
映画インターステラーの激しい版みたいな感じ(インターステラー好き。重力津波の所が特に印象深い)。
著者が機電系だけあって、星を継ぐものよりも生物学感が大変薄いので、普通の文系には星を継ぐものの方が取っつきやすいかもしれない。
三体は、2015年のヒューゴー賞長編部門をアジア初の快挙として受賞したとのこと。
これからがいいところ!というところで初編が終わったので、続きを買ってまた積読しておこうと思う。
三体2を買ったら前巻のあらすじがついていて、そういうことだったんだ〜となった(;´∀`)
三体2を読み中だが、相変わらず「なんか不思議な物語だなぁ」というアホみたいな感想をもったまま読み進めているところ。つまらないかというとそういうわけではない。
色々な人の視点で物語が進んでいくし、(あるあるだけど)人名が中国名の人物が多いので、AさんとBさんを取り違えていたり、設定を混同してしまったりする。
難しいけどネタバレは絶対に見ないぞ!と思ってちびちび読んでいる。ちびちび読み進められるので、夏休みにはぴったりの本だと思う。
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