人生初めてのヨントン(オンライントークイベント)というものをした。ラポネのアイドルである。日本人なので言語のことを気にしないでいいから気楽。
ちなみに、withLIVEには左の「ミート&グリート」がついてないやつもあるがそれは間違いで、右側の「ミート&グリート」がついてる方が正しいアプリになる。
あとは当日になるまでじっくり待つだけ。
本人との面談前にスタッフさんによる本人確認時間があるので、画面に記載のとおり「本人認証まで5番目」くらいになったら「タップして本人認証に接続」を押す。
ヨントンとはヨンサントンファ(映像通話、영상통화)を略した用語で、K-POPアイドル界隈の言葉である。
前から書いている通り、昔のように1人1枚CDを買ってミリオン行くような状況ではなくなったためK-POP界隈では主に2つの手法によってファンの購買意欲を高めている。
2つの手法とはランダムトレカ等のランダム特典と、「オンラインまたはオフラインでメンバーと会える権利」が抽選で当たる特典である。
なお、韓国では「ボーダー制」と言って、課金した金額順に権利が獲得でき、ボーダー未満での課金額では当たらない仕組みとなっている。
韓国でも抽選と一応書かれてはいるが、実際には第一価格秘密入札(他の人がいくらで入札しているかわからない状態で入札を行い高い価格を提示した人が落札する)で、日本国内では景品表示法違反にあたるとされ禁止されており、基本的にはこうした特典は日本では完全抽選の形になっている。多く買った方が当たりやすいのは確率の話。
したがってあんまり課金したくない人は日本国内で行われるイベントに課金応募し、絶対に当たりたい人は韓国イベントに課金応募しがちである。
当たった人にどれくらい買ったか聞くのはマナー違反で、オタク界隈では唾棄されるくらい嫌われる行為なのでやってはいけない。理由は価格秘密入札なのでどこかの金額が分かってしまうとどんどんボーダーが上がってしまうためである。
私は買ったものについてる権利は一応応募はするがこうした特典には極めてドライな感情(ごめんね)を持っている。
こんなことを書くと「その程度で応募すんなksBBAが」とか熱量の高い強火ヲタに怒られてしまったりするかもしれないが、自分の権利で応募したらたまたま当たっただけなので余計な御世話であるし、BBAたるもの、新しいものに常に興味を持っていたいとは思っている。
そういうわけでとりあえず当たったからには体験してみるか、ということでやってみることにした。
今回のヨントンアプリは「WithLIVE Meet&Greet」というアプリであった。
ちなみに、withLIVEには左の「ミート&グリート」がついてないやつもあるがそれは間違いで、右側の「ミート&グリート」がついてる方が正しいアプリになる。
登録した後に「シリアルコード入力」を要求されるが、これは最初の応募シリアルコードではなく、チケプラ等から後日メールで送られてくる「シリアルコード」である。私の場合は開催のおよそ10日前程にメールで送られてきた。
web上でシリアルコードを入力するとヨントンにエントリーした、ということになる。
エントリー期間に指定があるので、エントリー漏れのないように注意する必要がある。
アプリをダウンロードし、登録した該当のメールアドレスとパスワードでアプリにログインする。
ログインするとエントリーしたヨントン枠が表示される。
あとは当日になるまでじっくり待つだけ。
当日は枠の25分前頃から「入室」ボタンが押せる。当日開始の10分前くらいに入室ボタンを押したら以下の画面が表示された。
本人との面談前にスタッフさんによる本人確認時間があるので、画面に記載のとおり「本人認証まで5番目」くらいになったら「タップして本人認証に接続」を押す。
音声だけでスタッフさんから確認が入り、身分証明書と見せるものがある人(カンペ等)はそれを見せるように言われる。複数人で広い会場で対応しているようで、周りが非常にガヤガヤしていた。最後に「では待機列に回しますのでこの後は退席しないでください」と言われて「あと◯人(およそ◯分後)」の画面が表示される。
あとは画面にメンバーがやってくるまでぼんやり待つだけである。◯番目が2番目になった後突然画面にメンバーが表示される。時間は30秒。
この感じからして、ヨントン間はメンバーには休憩がなく1人終わったらすぐ次の人が表示されている様子。120人ノンストップ反射神経テストみたいな感じだ。
やってみた感想としては「オタクって健気だな…」という得も言われぬ感情になった。なんていうか、ベルトコンベアーに乗って卵パックに詰められる卵🥚のような気持ちになった(ノ´∀`)
卵検品してる作業員に
ワァア-≡≡ヘ( ´▽`)ノ≡≡≡≡ァア-3
て挨拶してる感じ(笑)
しかも卵検品作業員は初めての作業ではなく、もう何度も卵検品している手練れ作業員で極めて卵検品作業に慣れている。
そういう気持ちになるのはあながち間違いではない。
イベントは2日間関西と関東で開催され、
- オンライントーク(30秒)300名
- オンラインサイン(1分?)30名
- ユニットヨントン(秒不明)100名
- オフライントーク(15秒?)300名
- オフラインロングトーク(1分?)30名
- オフラインサイン会(1分?)30名
以上が1人のメンバーが1日で所定労働時間内にさばかなくてはいけない卵🥚達の数である。
疲れても🥚卵には傷をつけてはいけないし、割るなんてもってのほかである。本当に大変だ。
しかし、今日のために多額のお金をかけて綺麗に身だしなみを整えて現地や画面外で待機しているオタク達が沢山いるかと思うと本当に本当に健気。
あとヨントンしてみて逆に気持ちが覚めたという一部のオタクの気持ちもちょっと分かる気がした。
なんていうか、道端で肩をぶつけてすみませんと見知らぬ人と言い合ったり、エレベーターで一緒になった人同士でこんにちはと挨拶する未満の状態で、相手にとっては自分が人間というよりほぼ記号状態、つまり人間未満な感じで扱われている気がする人もいると思う。
オンラインだから余計に。向いてる人とあんまり向いてない人がいそう。
私自身としては、この体験がなければ人生で卵パックに詰められてる卵の気持ちってこんなかんじかな~なんて考えることは一生なかっただろうから、大変新しい体験をして良かったと思う。
推し活の中ではやっぱり一番ライブが好きだ。
とりあえずひと通りオタク活動と呼ばれるものは経験した気がする。色々楽しませていただいた。良い区切りとなった。
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