公立相馬総合病院の研修医のブログ

被災地医療を支える公立相馬総合病院
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困りました

2024年03月29日 | 2022研修医
お久しぶりです。研修医2年目のキャンです。と言えるのもあとわずかです(1年ぶり2度目)。

後輩が怒涛の勢いで更新してくれていたお陰でブログはたいへん賑わっておりますが、わたしは先延ばしに先延ばしを重ね、前回の更新から丸一年が経ってしまいました。

研修のために横浜や福島の別の病院へ行っていたり、帰ってきたと思ったらやり残していた大量のEPOCに追われたり、色々と忙しくしてついに一段落ついたと思ったら家の中が送別で頂いた花束のお花畑と化していました。

本当のところをいうと、初期研修を終わって新天地へ旅立つ実感がありません。また来週の月曜日や、あるいは(横浜から戻ってきたときのように)数ヶ月後にまた戻ってきて、何事もなくこの病院へ通勤しているような錯覚めいたものを感じています。

とはいえ、振り返ると2年間やってきたなりのことは思い出されるので、これから研修医になる皆さんへのアドバイス(というか自戒)を。

他人にうまく頼ること!

臨床現場ではもちろん、自分のための勉強や発表でも、自力では行き詰まってしまうところはなるべく早く誰かに相談して解決してしまいましょう。どうせ分からないことだらけです。独りよがりで放置してしまったり変なオリジナリティを出してしまったりして痛い目に遭うより、とりあえず出来るところまでやったら恥を捨てて軌道修正も含めてアドバイスを求めましょう。少しずつできることを増やしゃ良いんです。

はい、というわけで、来年度からも頑張りましょうね。

そういえば来年度入職予定の研修医はフルマッチかつ国家試験全員合格、2年連続ということで当院所属の研修医が初めて6人となりました。
それに伴い研修医室がより広い部屋へお引越しとなりました。わたしは引越しだけ手伝ってサヨナラです。うらやましい。



最後に、ネタに使おうと暖めておいた写真で締めます。どこの写真かもちろんわかりますね???

またどこかでお会いしましょう。ではでは!

3月は去ってゆく

2024年03月20日 | 日記
こんにちは。
花粉症がひどい大浦です。
写真は、京都の北野天満宮で梅の花を撮っているわたしです。

みなさんは、季節の変化をなにで感じますか?
気温、陽の長さ、草木、スーパーに並ぶ食材などいろいろですが、わたしは匂いで感じ取ることが多いです。
春はさわやかな青い匂い、夏はむしむしとしょっぱい匂いがします。秋はあんまりわかりません。冬はつーんと透き通った匂いがします。

そして春は、出会いと別れの季節。送別会ラッシュで寂しい気持ちとともに、4月からの新しい出会いを心待ちにしております。後輩ができることは緊張しますが、なんでも相談し合えるような先輩になりたいと思います!

今月は研修医5人全員が外病院から相馬に帰ってきています。わたしは地域医療研修ということで相馬市内の開業医さんなどをまわっています。
来年度、わたしは夏から冬まで福島医大での研修になります。相馬を離れるのは寂しいですが、帰ってくる頃には入局先を決めているんだろうなと思うと、わくわくしています。(他人事)

去年の4月から書いてきたこのブログも、そろそろバトンタッチしたいところです。国語は超苦手だったし読書も嫌いなのに毎月更新させていただきました。読みにくい部分も多かったと思いますが、各所でコメントを頂き励みになりました。感謝しています。

桜が長く咲くよう祈って。

それではまた!


清水の舞台、下から見るか横から見るか

2024年03月05日 | 日記
猫ミームにはまってます。大浦です。

先日、人生初の学会となる「第96回日本胃癌学会総会」に参加してきました。会場は京都でした!
とっても緊張しましたが、指導医の先生に見守って頂き、準備から発表本番までとっても楽しく終えられました。

福島医大の内視鏡診療部の教授である引地先生もこの学会に参加されていて、途中で合流して観光に連れ出していただきました。

引地先生から、夏川草介さんの「スピノザの診察室」という小説をおすすめされました。その小説に登場する観光地や食べ物をたくさん巡りました。

賀茂みたらし茶屋の、みたらし団子


北野天満宮の長五郎餅



私は本を滅多に読まない(はじめで挫折して最後まで読めたことがない)のですが、おすすめされて気になったので購入しました。ゆっくり読んでみます。

連日、締めのラーメンにも連れてっていただきました。



京都はラーメン屋さんが多いんですね。

引率してくださったお2人の先生方、たくさんごちそうさまでした。思い出深い学会となりました。


京都には、中学時代と高校時代も、部活動関係で訪れたことがあります。どれも全く異なるイベントでしたが、それぞれ本気で打ちこんでやりきって、そのあとに観光を楽しんだ記憶があります。

私にとっての京都は。
その街並みのように、これまでの思い出が交差します。
年を重ねるのも悪くないなあと、こんな若造が言ってみますよ。

さて、花粉症に耐えながら春を楽しみましょう。ではまた〜