そらいろ

旅とアートの雑記帳… 旅・自転車・写真・音楽・陶芸など身近な話題を気の向くままに…

「ペール・ギュント」第一組曲

2013-07-05 | 音楽
 おととい、「ペールギュント」と書いてしまいました。正しくは、「ペール・ギュント」と「・」で区切らなくてはなりません。イプセンのこの戯曲は、「ギュント」家の「ペール」君のお話でした。

 この劇音楽にグリーグが楽曲をつけたのは1875年のこと、翌76年に初演が行われました。




 作曲した全27曲(番号付きの26曲と番号なしの1曲)をのちに自身が編曲し、8曲に整理したものが、この第一組曲と第二組曲です。

 第一組曲は、
  第1曲 「朝」
  第2曲 「オーセの死」
  第3曲 「アニトラの踊り」
  第4曲 「山の魔王の宮殿にて」

 第二組曲は、 
  第1曲 「イングリッドの嘆き」
  第2曲 「アラビアの踊り」
  第3曲 「ペール・ギュントの帰郷」
  第4曲 「ソルヴェイグの歌」

 今回は、第一組曲の演奏となります。

 そういえば、中学校の吹奏楽部で「朝」を演奏したことを思い出しました。フルートの上手な先輩がいたことが選曲の決め手だったように(かすかに)記憶していますが、その時、ホルンを担当していた私がどのような演奏をしたのかについては、全く思い出せません。

 「オーセ」は「ペール」の母、山の魔王の名前は「ドヴレ」、「アニトラ」はアラビアの酋長の娘…というように物語の内容と登場人物がわかってくると、それぞれの曲に対する興味も、また違ったものになってきます。

 ぜひ、7月15日(月)、八王子オリンパスホールで北欧の音楽をお楽しみください。