「バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第3番 ハ長調より ラルゴ」
落ち着いた美しい旋律に会場がうっとりしました。堀米さんのアンコール曲でした。
昨日、7月の東フィル定期演奏会でオペラシティへ。この日は、シベリウス「交響曲第2番」、「ヴァイオリン協奏曲」、そして「フィンランディア合唱付き」とALLシベリウスプログラム…
指揮は飯守泰次郎さんでした。
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「ヴァイオリン協奏曲」のソロは堀米ゆず子さん。
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昨年、ドイツの空港の税関で1億円(相当)の愛器が押収されてしまったできごとは記憶に新しいところですが、この日の演奏もたぶん無事返還されたその楽器だと思いながら聴いていました。
シベリウスは若い頃ヴァイオリニストになりたかったそうですが、Vn協奏曲はこの一曲だけ、それだけにかなりの難曲です。ますます円熟味が増した堀米さんの素晴らしい演奏でした。
そして、アンコールに応えて、サプライズのバッハの演奏もあり、得した気分…
「フィンランディア」も明後日、自分たちが演奏することもあり、興味深く聴かせていただきました。今回は、合唱が付いています。
こちらもアンコールに応えて(初めからの予定のようでしたが)、合唱の部分を日本語歌詞で再演され、会場全体が盛り上がりました。よかったです。(「フィンランディア」については数回前の記事参照)
ところで、この日は「フィンランディア」がプログラムの最後に配されたため、シンフォニーが「前プロ」という順番でした。
開演前のアナウンスで「楽章の途中での出入りはご遠慮下さい」と何度も確認がありましたが、この日、開演に遅れた人はロビーで1時間弱待たされたことになります。何名かの方が休憩とともに入場されていましたが、ちょっと厳しいかなと思いました。
さて、先ほど本番前の最後の練習が終わり、帰宅したところです。
残りは明日一日だけ … ぅんっ、やっぱ練習かな。