そらいろ

旅とアートの雑記帳… 旅・自転車・写真・音楽・陶芸など身近な話題を気の向くままに…

「インドラ」 カレーのお店

2013-07-07 | グルメ
 
 今日のオケ練は「いちょうホール」の大ホールのステージに雛段を組んでの準「リハ」…

 午後1時集合だったので、車を走らせながら、
 
   暑い!! そうだ、こういう時は辛~いカレーしよう!

と思い、いちょうホール向かいのパーキングに車を置いてから、以前から気になっていた「インドラ」さん行ってみました。

 日曜日なのでどうかと思いましたが、火曜定休とのことで営業していました、ラッキー!





 
 SINCE 1976

 昔々、何度か訪れたことがありますが、それ以降、お店の前を通ることはあっても、なかなか店内まで足を運べませんでした。今も、当時と変わらぬ雰囲気でとても和める空間でした。


 定番のチキンカレーとターメリックライスを注文。

 大根の薄切り(輪切り)サラダが付いていますが、それがなかなかおいしいです。




 12時丁度には空いていた店内も、しだいに満席になり、順番待ちのお客に急かされるようにお店を後にしました。ごちそうさま!!




 カレーパワーのおかげで、3時間超の練習に集中できました。
 
 

 

新「京王れーるランド」 進捗状況

2013-07-06 | トピック
 この秋10月にオープン予定の新「京王れーるランド」の工事が着々と進んでいるようです。

 前回に引き続き、今日は、「保存車両」がベールに隠されたままですが並べられていましたのでご紹介します。

 この車両たちは、引退した2400形、2010系、5000系、3000系、6000系ということですが、このような昔懐かしいモデルだと思います。






 この緑の電車は、以前も多摩動物公園駅前に展示されていました。


 駅に隣接の2階建ての屋内施設には、運転体験シミュレータやジオラマ、日本最大級のプラレールコーナーや鉄道設備をイメージしたアスレチックスペースをなどが設置されるそうです。



 さて、ここには京王線とは別に、多摩都市モノレールの「多摩動物公園駅」がありますが、山あいを走るモノレールの前後の高低差はかなりのもので、「中央大学・明星大学駅」方面に少し行くと、この路線唯一の「多摩丘陵トンネル」があります。



 この高さから数100mでトンネルになります。






 都道(たぶん)と平行して、多摩センター方面に向かうのですが、今日は、このトンネルの出口で「ネズミ捕り」をやってましたよ。

 トンネルの中は下り坂なので、ついついスピードが出てしまいます。気をつけましょう。

「ペール・ギュント」第一組曲

2013-07-05 | 音楽
 おととい、「ペールギュント」と書いてしまいました。正しくは、「ペール・ギュント」と「・」で区切らなくてはなりません。イプセンのこの戯曲は、「ギュント」家の「ペール」君のお話でした。

 この劇音楽にグリーグが楽曲をつけたのは1875年のこと、翌76年に初演が行われました。




 作曲した全27曲(番号付きの26曲と番号なしの1曲)をのちに自身が編曲し、8曲に整理したものが、この第一組曲と第二組曲です。

 第一組曲は、
  第1曲 「朝」
  第2曲 「オーセの死」
  第3曲 「アニトラの踊り」
  第4曲 「山の魔王の宮殿にて」

 第二組曲は、 
  第1曲 「イングリッドの嘆き」
  第2曲 「アラビアの踊り」
  第3曲 「ペール・ギュントの帰郷」
  第4曲 「ソルヴェイグの歌」

 今回は、第一組曲の演奏となります。

 そういえば、中学校の吹奏楽部で「朝」を演奏したことを思い出しました。フルートの上手な先輩がいたことが選曲の決め手だったように(かすかに)記憶していますが、その時、ホルンを担当していた私がどのような演奏をしたのかについては、全く思い出せません。

 「オーセ」は「ペール」の母、山の魔王の名前は「ドヴレ」、「アニトラ」はアラビアの酋長の娘…というように物語の内容と登場人物がわかってくると、それぞれの曲に対する興味も、また違ったものになってきます。

 ぜひ、7月15日(月)、八王子オリンパスホールで北欧の音楽をお楽しみください。











 

喜歌劇「こうもり」序曲

2013-07-04 | 音楽

 昨日の「フィンランディア」では、背後で「こんなん、ぜんぜん面白くない!」と山の神様がささやいてました。でも、めげません。

 今回は、ヨハン・シュトラウス2世の喜歌劇「こうもり」序曲です。




 オペラの多くは悲劇的な物語ですが、この「こうもり」に代表されるオペレッタ(喜歌劇)は愉快なストーリーが展開されるものが多いようです。「軽喜劇」と訳されることもありますが、上演時間的にも内容的にも、決して「軽く」はないようです。

 「こうもり」の初演は、1874年 … 明治時代初頭です。ウィーンをはじめドイツ語圏の国々の歌劇場では大晦日恒例の出し物となっています。

 どうして「こうもり」という表題なのかというと、仮面舞踏会に「こうもり」の衣装で出席したファルケ博士が酔いつぶれて森の中で寝こんでしまい、翌日、家に帰るその姿を見た子供たちに揶揄されたことから来ているそうです。(その後のストーリーについては「こうもり」を検索してみてください)

 YouTubeでウィーンフィルによる序曲の演奏を見ましたが、曲の「驚速」にたじろいでしまいました。本番まで10日余り…どうなることでしょうか。




「フィンランディア」

2013-07-03 | 音楽
 
 日々の生活に流されてます。毎日が同じ繰り返し(ではないはずですが…)で記事にこと欠いてしまうこの頃です。

 そこで、7月15日(月)の定期演奏会の曲についてご紹介します。
 予定のプログラムは、

   ヨハン・シュトラウス 「こうもり」 
   グリーグ       「ペールギュント第一組曲」
   シベリウス      「フィンランディア」

   シューマン      「交響曲第四番」

 といっても、楽曲の成り立ちに精通しているわけでもなく、その国々の歴史に詳しいわけでもないので、いくつかの資料を総合(ツギハギ?)して記述しました。「へぇ~」「なるほど~」という事柄もありましたよ。


 まず、前半の最後の曲 シベリウス「フィンランディア」です。


 

 このシベリウスの交響詩「フィンランディア」が最初に作曲された時期(1899年)は、祖国フィンランドに対する帝政ロシアの支配権が急速に強まるという時代背景がありました。ロシアに飲み込まれていく祖国を目の当たりにしたフィンランドでは、舞台劇「愛国記念劇」の開催が計画され、その劇付随音楽である組曲「歴史的情景」をシベリウスが作曲することになったそうです。

 この組曲は、6曲からなり、特に終曲「フィンランドは目覚める」は好評を呼び、翌年(1900年)7月、独立させた楽曲「フィンランディア」として初演されました。これが、今日よく知られる「フィンランディア」ということです。

 さて、その頃、我が国はというと明治時代 …
 大日本帝国憲法が制定され、徴兵制、産業の近代化、中央集権化が図られ、日清戦争の勝利に酔い、三国干渉から日露戦争へと向かおうとしていた頃にあたります。
 
 1904に勃発した日露戦争は、翌1905年5月の日本海海戦で、日本海軍連合艦隊がロシアのバルチック艦隊を撃破し、世界を驚嘆させました。この結果は、ロシアの支配に苦しんでいたフィンランドに独立機運を高め、その後、ロシア革命の混乱に乗じて、1917年にはついに独立を宣言、1919年にはフィンランド共和国憲法が制定されました。
 
 このような経過により、当時のフィンランドの人たちは、日本に対して好意的な感情を抱いていたようです。

 しかし、その後もソ連との微妙な関係はずっと続き、領土の一部を割譲されたり、第二次大戦ではドイツ側に組せざるを得なかったり、厳しい時代が過ぎて行きました。

 1941年、詩人コスケンニエミにより「フィンランディア」に歌詞がつけられ、シベリウス本人が編曲を手がけて、「フィンランディア賛歌」が誕生したそうです。この曲はその後、第二の愛国歌として親しまれています。

 東西冷戦時代も、微妙な国際関係の中に位置したようですが、サンタクロースやムーミンで有名なフィンランドという国の苦難の歴史について少し理解できたような気がしました。

※7月12日の東京フィルのオペラシティ定演ではこの合唱付きのフィンランディアが演奏されます。これも何かの縁でしょうか。楽しみです。