3月22日長野の墓に行った。
日差しは強かったが
気持ちのいい日だった。
毎年この頃には会社の後輩を連れ
スキーに行き、その帰りに後輩らを(おぎのや)に
置き去りにして、1時間ほどを墓掃除に費やすのが
恒例になってしまっている。
墓地は松葉と枯れ葉で地面が覆い尽くされている。
それを軍手をして、鎌を使い除いて行く。
何代か前までは土葬であったから、
墓石が頭をのぞかせている場所もあり
踏まないようにするのが 注意点。
そこで枯れ葉をかき分けると
春の息吹を発見した。
なんとも瑞々しい色を目にし
すがすがしい思いに包まれながら、墓に手を合わせてきた。
思いは一杯あるが、これを続けるのが僕の役目と思う。
また と誰にいうでもなく 墓を後にした。
帰りの車の中、
ふとこんな言葉が頭をよぎった。
墓守の水仙に春日寄り添ひ感謝