去年郷里の蔵に入って父の蔵書の残りを調べているとき
見つけた《青年中洲》という小冊子がありました。
ちょうど郷里の同級生が《風樹文庫》というところに勤めていて、
風樹文庫60周年にあたり成り立ちを調べている中で
父の名前が出ていたこともあり、時代がドンズバだったので
彼に渡したものが今回信濃毎日新聞で記事になりました。
残念なことに、冊子の出所は書かれていませんでした。
《寄稿者の遺族が見つけた会誌》という表現で終わっていました。
名前を出してほしかったのだが、書くのは記者の方ですから仕方ないですね。
父も生きていれば今年92歳で平林さんと同じ歳、
生きてこうしてこの本を持って、当時の事を話しながら新聞に載ってほしかったです。
この会誌は、父が中洲の青年会の発足当時文化部長などをしていた関係で
手元にあったのだと思います。
大変貴重なものでしょうが、よく朽ちずに残っていてくれたものです。
僕はすでに故郷を離れてしまっているのですが、
どこかで郷里のためになればと考えて足を運んでいます。
すこしでも役に立てればと思いながら、自分の昔も振り返っているこのごろです。