やはりネットでいろいろ調べているうちに
見つけたのが《聴泉閣》さんの情報でした。
結構古い絵葉書や写真などを販売しているサイトはありましたが
やっと、それらしきものを見つけました。
どうも2004年に高齢者専用マンションとして、オープンしている。
という情報を見つけ、そこにメールしようと思いましたが、
実は諏訪にも同様のケースがあり、連絡をまだいただけない状態なので
躊躇したんです
どこかに何か手掛かりはないかと思い、見ているうちに
山中温泉の昔を書いているブログ《BINBO MAGAZINE》でした。
矢も盾もたまらず、問い合わせのメールをしてしまいました。
今朝がた、丁寧なご連絡をいただきました。
すこしピンボケですみません。
以下がその内容になります。
《拝見致しましたマッチのラベルは、「聴泉閣」のものに間違いはありません。
昭和24年刊行の電話帳には、この旅館が同じ電話番号で掲載されています。
ちなみに、電話番号は5番、7番と調理場専用の電話が137番という意味です。
設立時期はハッキリしませんが、終戦前後ではないかと推測されます。
場所は拙宅のすぐ近くにあり、子ども心にもよく見慣れた旅館施設でした。
母体は旧温泉旅館のオーナーたちと大同工業という企業の協同設立だったのが、
その後はどうい経緯か、経営権は大同工業側に移管しました。
山中温泉の繁栄時期には本館である河鹿荘とともに、隆盛を極めましたが、
地元観光産業の斜陽化に伴い、平成初期には廃館。
2004年には高齢者専用施設「はるる」としてリニューアル・オープン致しました。》
やはり昭和20年頃からの物なのでしょう。
しかしいつも思うのですが、ラベルとはいえこうして今調べていると
その当時の歴史の息使いを感じます。
衰退しながら、再生をするというパワーはすごいものです。
《空青く力強く生きた時代をまた生かす》