ウワノ空ノウワゴト

何気ない日々をつづります

安らかに

2005-11-14 | 日記
先週の金曜日の昼間に、父からの携帯が鳴った
「珍しいなー、こんな時間に電話かけてくるなんて」と思って出ると
「Y子ちゃんが、くも膜下出血で運ばれて、もうダメらしいんだ」と

その数分後、亡くなったと連絡が入る


Y子ちゃんとは、私の叔母で母の妹にあたる
突然のことで、頭の中はパニックになった
これから仕事で、私が任されているものもあり休めない
とりあえず仕事に行き訪問看護をまわって、早退してそのまま母の実家に向かった

Y子ちゃんは、ずっと独身で子供がいない
私はいとこ達の中でも一番年下だったので、とてもかわいがってもらっていた
母の実家に着くと、Y子ちゃんが白い布をかぶせられていた
顔を見ると眠っているようで死んだなんて信じられない

お線香をあげようと、火に近づけると風もないのにロウソクの炎がゆらゆらゆれて、なかなか火が点かない
きっと、今思うとY子ちゃんが話しかけてくれてたのかなと思う
そういえば、私のいとこも、夜寝始めたころ電話が鳴っているのに、近くにいる人達が出ないので、電話に出ようとしたら切れちゃって、伯母さん達に「今、電話なったでしょ?」と聞いたら、みんな「電話なんて鳴ってないよ」って
Y子ちゃんは、倒れてそのまま逝ってしまったので何か話をしたかったのかもしれない

次の日の土曜、もう1人のナースさんは子供の行事があり出られないので、仕事に出勤し、その足でお通夜に向かう
夜は、実家に泊ったが目を瞑るとY子ちゃんを思い出し、疲れているのになかなか眠れない
いつも飲んではいないが持ち歩いている、安定剤を飲んで寝た

日曜はお葬式
朝起きると頭が痛い
頭痛薬を飲んで式に出た

最後のお別れに、泣いても泣いても涙が止まらない

身近な人の、しかも突然の別れはとても悲しい
きっと、本人も突然すぎて死んだと思っていないかも

いつも、毎日生きているのがあたりまえのように、ただただ時間が過ぎていき、無駄に生きてきたように思い、今回そんな自分を反省した
Y子ちゃんは、生きていれば買い物に行ったり旅行に行ったりと、まだまだ予定があり、やりたいことが一杯あった

Y子ちゃんの思い出を大切に、これからは一生懸命生きていこう