
成し遂げる・・
簡単にはいかない事は判りますが
それをまさにやってのけた男が 母方の祖父
九州男児で 小さい頃に僧侶の修行に入った
昔は家の子供の一人を僧侶にし家系安泰を願ったのでしょう
僧侶の大学まで行ったが、僧侶にならない事を詫び
その代わり人の為に生涯を尽くすことを誓ったそうだ
東京へ上京、終戦まもなく家族を養う為に
自転車にアイスキャンディーを乗せて売っていたそう
その後、経緯は知らないが 市川房江さんと
女性解放(アカセン)に人力を投じ
体を売る事をせず生きる道を切り開いたそうで
それから日本の福祉の礎という偉業を成した
直接聞くことが出来なかったが
抑圧や身の危険もあっただろうに
それに屈せず 死ぬ間際まで福祉に携わっていた
孤児・老人・障害などの今では当たり前の福祉を
確立した祖父は、私利私欲を求めず
80で死ぬ10年前までボロボロの都営住宅に住んでた
それでも立場的には黒塗りの車が送迎してたが
そんな祖父とは知らず、いつも金魚に餌を一緒にやるのが
楽しみで、私を可愛がってくれた記憶がある
私が学生の頃他界したが 今この年で僅かながら
福祉の現場、それも多分祖父が訪れたであろう場所に
携わるのも 祖父が繋げて私に何か伝えたかったのかもしれない
そう思うと 現在の福祉施設の事情に
なにか憤りを感じる
私に出来る事は僅かだが
考えて生きたい
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