以前は2500g以下で生まれた赤ちゃんは未熟児と言われましたが、現在は、未熟児という表現は使わなくなりました。
★生まれた時の体重を軸にする「低出生体重児」「極低出生体重児」「超低出生体重児」
★生まれてきた時期を軸にした「早産児」「正期産児」「過期産児」
という2つの分類で考えています。
とは言え、2500g以下の赤ちゃんは、成長が未熟であることに変わりはありません。
ママのお腹にいるときは羊水のうるおいに守られていますが、外に出てくれば外気の肌の乾燥と、
肺呼吸による気管~肺にかけての乾燥が始まります。
成長が未熟な赤ちゃんは、皮膚や肺の保湿力も未熟です。
体重が通常の3/4ならお肌の能力も3/4と考えても良いでしょう。
この様な理由から肌が乾燥すればカユミも出るし、肺が乾燥すれば咳も出やすくなります。
★小児アトピーはこういう原因からも始まります。
昔は3000gの赤ちゃんは普通でしたが、今産院で3000gオーバーだと「大きいですね!」と言われます。
でも目指すは3000gオーバー!(大きすぎてもNGですが)
もともと人間の赤ちゃんは未完成で生まれてくるのですから、できるだけお腹の中で完成に近づけて(?)から
誕生させてあげたいですね!